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【ハノイのスマートシティ】ベトナム視察録Part.2

こんにちは、私は2023年2月にベトナム視察に行きまして、そのレポ第2弾です。
前回の記事ではベトナムで特に印象的だった3つのポイントを中心にソフトな視点でレポートしました。

【3つのポイント】
1.ハノイとホーチミンの違い
2.圧倒的スピード感
3.日本との共通点と違い

前回記事より

今回の記事では、ベトナムの首都ハノイで視察した3つのスマートシティ(1か所未完成)についてレポートしていきます。

【もくじ】
1.Vinhome Ocean Park(ヴィンホーム オーシャンパーク)
2.Eco Park(エコパーク)
3.North Hanoi Smart city(北ハノイスマートシティ)
4.まとめ

1.Vinhome Ocean Park(ヴィンホーム オーシャンパーク)

Ocean Parkイメージ画像
  • ロケーション:市街と空港の中間地点(町までバイクで約20分)

  • デベロッパー:Gia Lâm都市開発株式会社(VinGroupのグループ企業です)設計会社 : EDSA

  • 規模:420ha(東京ドーム約90個分)

  • 特徴:本物の砂浜の人工ビーチ
       幼稚園から大学まで一貫した教育システムを構築
       総合病院・商業施設・繁華街を有する など

  • 参考サイト:https://vietnamgroove.com.vn/ja/du-an/vinhomes-ocean-park/

とても分かり易く紹介されているので上の動画も見てみてください。

Ocean Parkで衝撃的だったのは、何と言っても巨大な人工ビーチでした。
まさかハノイの中心地にこんなオアシスの様なビーチがあるなんて、この目で見るまでは想像もできませんでした。

そして、街の規模にも驚きます。
東京ドーム約90個分、ディズニーランド約8個分、、とにかく1人の人間が人生の大半を過ごすスペースとして申し分のない広さである事は確かでした。

そしてそして、なんとこの大規模シティを
「たったの2年」
で完成させてしまった事が何よりの衝撃です。

今回の視察で、ベトナムは何かとスピードが速い事が分かりましたが、この案件に関してはもはや狂気のスピードです。
ベトナムでは、夜間でも関係なく工事を行う事ができるので工事が始まると完成までは早いとコーディネーターの徐さんから伺いました。

ビバリーヒルズ@ハノイ
高層ビル群

居住できる建物は主に2種類、写真上のビバリーヒルズ的一軒家か、高層マンション群か。
しかし、現時点だとどちらのタイプもそこまで部屋は埋まっていないそうです。

考えられる要因としては、このスタイルの住居がベトナムの生活スタイルにフィットしていないから、という事が考えられます。
超家族主義かつご近所付き合いを大切にするベトナムの方々の生活には、この高層マンションやビバリーヒルズはちょっと無機質な印象を持たれてしまったのかもしれません。
ちなみに、マンションの住民は、マンションであっても関係なく家のドアや窓を開けていつでも誰かと交流できるような生活をしているそうです。

少し先を行き過ぎたのかも知れませんが、間もなく追い付いてくるでしょう。

さて、部屋が埋まっていないと聞いて、
「俺、住んじゃおっかな」
と思われたそこのあなたは、お値段をさぞ知りたい事でしょう。。

なんと、1Kの間取りだと
約47,000円/月から
住めちゃいます!(350ドル~)

そして家具家電・プール・24時間セキュリティ etc…付き。
オーシャンビューのスマートシティ内の一室。。
なんてお得なんでしょう、ご購入、レンタル希望の方はこちらのサイトに金額掲載されてたので見てみてくださいね!

2.Eco Park(エコパーク)

eco park
  • ロケーション:フンイエン省(ハノイ中心部からバイクで約30分)

  • デベロッパー:Ecopark社

  • 規模:約500ha(東京ドーム約107個分)

  • 特徴:植物や動物と共生する心地よい暮らし
       エコパークのバスは入居後5年間無料で利用可能
       アジアで最も持続可能な住宅プロジェクトとして賞を受賞
       日本をテーマとしたデザインが多い

  • 参考サイト:https://ecopark.com.vn/

上の動画はエコパークの公式チャンネルの物です。

エコパークに着いた私の第一声は、
「ここ、住みたい」
でした。

とにかく自然の中にいる心地よさを100%味わえる、フレッシュな風が通り抜ける整備された森の中に住むような、そんな街でした。
案の定このエコパークの物件はほぼ埋まっており人気の物件だそうです。

エコパーク内には、多くの樹や植物があり、さらには孔雀や白鳥が自由に生活していて巣作りなども見る事ができるそうです。
子育て世代にとっては、ハノイの深刻な大気汚染や激しい交通などの中で子育てするより、30分ほど離れてこの環境が手に入るのならば断然こっちの方が嬉しいですよね。

今回の視察では、モデルルームも見せて頂きました。

間取り
ガーデンビューの部屋
解放感のあるバスルーム

ワオ!こんな素敵なお部屋なんですか?
「俺、住んじゃおっかな」
とまた思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そして気になるお値段ですが、こちらは賃貸ではなく購入価格を教えて頂くことが出来ました。
3LDK+サンルーム付きのこちらのお部屋なんと。。
約3500万円
だそうです!!

これは破格、お買い得過ぎるので是非ご検討ください。
窓から見える緑はあなたの心を癒してくれるはずです。

[ecopark for sale]
等で検索すると購入可能な物件が出てきますよ。

3.North Hanoi Sustainable city(北ハノイサステナブルシティ)

完成イメージ画像
  • ロケーション:ハノイ中心地から空港方面に10キロ(約20分)

  • デベロッパー:BRG Group
    日系6社によるコンソーシアム(住友商事・NTT・東京電力・NEC・博報堂・三菱重工)

  • 規模:約300ha(東京ドーム約64個分)

  • 特徴:日本企業6社が合同で長期にわたり取り組む珍しいプロジェクト
       町だけでなく人もスマートに育てる
       水と緑との共生

  • 参考サイト:https://newspicks.com/news/6669332/body/
    (今回の視察で一部案内をして下さった兵頭さんも出ている記事です!)

上の写真は完成イメージ画像であり、実際2023年現在の建設予定地はこんな感じです。

今は看板だけ
牛さんもたくさん(韻)

牛さんはびこる広大な大地
って感じの、本当にまだ何もない土地が広がっていて、これが本当にスマートシティになる日が来るのか?と思ってしまう程でした。

2021年着工、2023年には人が住み始める予定だったらしいのですが、コロナなどの諸事情もありまだこのような状態です。
工事が始まれば早いベトナムなので、始まったと思うと一気に町が出来上がってしまうのでしょうね。
楽しみです!

4.まとめ

今回紹介した3つのスマートシティの他にも、様々なコンセプトの「新しい街」の計画がハノイには沢山あります。

今回私が自分の目で見て感じたのは、
「今は局所的にではあるが、日本などとうに飛び越えられている」
ということです。

途上国や新興国と呼ばれる国はいわば
「末っ子」
的存在であり、先に進んでくれた兄や姉の一挙手一投足を見て、
何をすれば成功するか、何をすれば破滅するか
をこれまでじっと見てきたのだと、そんな気がしました。

スポーツ界の末っ子たち

スポーツ界のトップには末っ子が多い
これは割と有名な説なので聞いたことがある方も居るかと思います。

上の兄弟の影響でスポーツを始め、
成功や失敗をそばで見ているから要領がよく、最短距離で技術を習得する事ができる。また兄弟からコツを教えてもらうことだって日常。
さらに親からのプレッシャーも少なく、のびのびと育つからだと言われています。

私も一末っ子として、今の新興国・途上国と重ねてしまいます。
ODAなどで技術や資金の提供を多く受け、成長する。
環境問題や、人権問題などある程度ぶち当たる壁の予測は立てられるので先進国が行ってきた解決策を真似るか、教えてもらう。
そうしてあっという間に先進国を飛び越えて、表彰台トップに立ってしまう。

そんな未来がもうすぐ来るかもしれない事に、途上国・新興国大好きな私は興奮と、日本への心配両方を抱いています。

兄弟みんなで成長していきたいものですね。

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