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202009 1年経って思う、転職してよかったこと

わたしが某メガバンク→ITメガベンチャーに転職をしたのは、1年前の9月のことだ。

転職してからの365日以上の間、一度も後悔する日がなかったので、同じように転職を考えている人の参考になればと思いまとめてみる。

※現職に満足しているということは必然的に前職に対する不満も出てきてしまう形になるので、前職を否定する気は全くないけれど多少なりとも「合わなかった者目線」というバイアスがかかってしまうことをご容赦ください。

①年功序列からの解放

「任されたことをしっかりこなすことで次のステップの仕事を任せてもらえるようになる」という言葉の意味も今ならわかるのだが、当時は若手に雑用を押し付けるために言いくるめられてるように感じていた。

その背景には揺るがない年功序列があった。

「任された仕事をこなす姿勢」によって次のステップへ進むのではなく、「これは〇年目の仕事」と年次で決められている状況。

頑張っても頑張らなくても○年目を迎えれば同様に与えられる次の仕事。

確立した年功序列制度が生み出すどこか手を抜いた者勝ちのような空気は、仕事を頑張りたいわたしには耐え難かった。

今の職場ではそもそも中途採用も多いため「○年目」という概念が薄く、頑張れば頑張っただけ自分に返ってくる実力主義の文化が、仕事への自発的なモチベーションを生み出してくれている。

②お客さんのためになっている実感がもてる

前職では商品を最初からほしがっている人に売るわけではなく、商品自体も会社が揃えた既製品を売るのみだったため、ご購入いただいても本当にお客さまに利益をもたらせたという実感が持てなかった。

今の職場では前職よりも可変部分が多いため、「心から売りたいと思えない」のであれば「売りたいと思える」ように商品自体を変えていくことができる。

お客さまにとって価値があると自身が信じられるものを売ることができるので、お客さまの役に立っている実感が持てるようになった。

③会社のためになっている実感がもてる

あくまでもわたし個人の感想だが、前職では「大きな長所がある」よりも「大きな短所がない」ことに価値が置かれていたように感じる。

「ずっとここにいたら平均的な能力バランスが取れた人材に育てられてわたしがわたしではなくなってしまうのではないか」という漠然とした不安を抱きながら働いていたのを今でも覚えている。

今の職場は長所を生かし合いながら働く文化があり、「これはあなたの得意分野だと思うから任せるね」というような仕事の割り振り方が為されている。

会社の求めるきれいな歯車にならずとも、「自分」のままで会社の役に立てるんだという自信を持つことができるようになった。

④心理的安全性が高い

前職では、定期的なキャリアプラン提出においても上司や会社が求めていそうな表面上の内容を記載し、面談で悩みがあるか聞かれても「いえ!毎日たくさん学ばせていただきありがとうございます!」と優等生顔で答えるのがテンプレートだった。

今の職場では、皆が皆ずっと会社に居続ける前提ではないキャリアプランを描いていることにまず初めにカルチャーショックを受けた。

また、前職では上司とは半年に1回&先輩とは月に1回だった面談機会も、現職では上司・先輩ともに毎週実施していて、内容も「最近モチベーションが上がらない」だとか「残業したくない」だとか本音すぎるほど本音である。

そこまでさらけ出しても評価を下げられたりせず、むしろ一緒になって解決に向けて考えてくれると信頼できる環境で働くことは心地いい。


以上がわたしの「転職してよかったこと」だ(他にもフレックス制度や綺麗なオフィスなど、細かいところを挙げだしたらキリがないので一旦以上とする)。

人によって合う会社・合わない会社というのは確実にあると転職を通して感じたので、より多くの人が自身の価値観と照らし合わせて、フィット感のある会社に出会い生き生きと働けることを祈っている。

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