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真夜中

どこか宙を漂っているかのように、ふわふわと浮く。
それでいて、頭には鈍く響き渡る鈴がつく。
軽いはずの身体が、ずんと引っ張られている。

重い夜を海月のように漂って、
重力など気づかないふりをして、
どこまでもどこまでも、落ちて行く。

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