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最近の一枚(2025/01/15)
机の抽斗に、現像前の写ルンですが入っていた。抽斗を開けるたびに「現像しなきゃ」と思っていたけど、結局現像へ出すこともなく、私は実家をでることになった。心残りだった写ルンですを携えて。
新しい家の、新しい抽斗で、写ルンですはまた根を張ることになった。
いつまでも現像されることなく、抽斗の主となった写ルンですは、さぞかし退屈な年月を過ごしただろう。
年の瀬の大掃除で、抽斗の奥に眠っていた写ルンですを思い出した。
そういえば実家から持ってきたんだった。
今となってはいつ撮った写真なのかも覚えていないし、
何が写っているのか見当もつかない。
そんな写ルンですを、ついに現像へ出した。
返ってきたネガとデータには、瀬戸内の海が写っていた。
見慣れていたはずの、実家の部屋が写っていた。
真夏のノスタルジックな空が写っていた。
2019年のなんてことない夏が閉じ込められていた。
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