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デジタルな推し活(好きコンテンツを追う)ってほんとに難しい

推し活(好きコンテンツを追う)ってほんとに難しい。
ずっと思っていたことだけど最近になって特に感じる。

例えば代表的なものとしてのラジオがある。ラジオ好きって1つのラジオだけが好きというより、芸人ラジオとか局ラジオとかある程度の枠が好きということが大抵である。それゆえに学生の初めの方は十分に追えていたものが社会人や歳を重ねる毎にできなくなっていく。

なんといってもラジオにはコーナーがあり、コラボがあり、スペシャルウィークがあり、収録回から生放送に変更がありと毎週やっているくせに急に神展開が訪れるというなんともニクいコンテンツであるから尚更である。

ターンのように「初心者に易しい」を謳っているラジオでさえ聞き逃した週があればモヤモヤするのだから。

先日高校の同期で就職先が大阪になった子が地元に帰ってくるということでその子を含めた3人で飲みに行った。
芸人やラジオ、カルチャーの部分で共通の話題が多い3人なわけだが、しっかりとオールナイト、TBS、GERAとかなりのコンテンツをいまだに毎週追っていると聞いて驚いた。


Youtubeなんかもそうだ。特に同居生活密着系は人気コンテンツになっている。
しかしこれもまた難しい特性を持っている。

そもそも同居やシェアハウスという住居形態は経済的に相互補助をして生活するもの故に、人気や稼ぎのある芸能人やタレントがYoutubeの出発点とすることは少なく、Youtubeを見て初めて彼ら(彼女ら)を知ることが多い。

その為視聴者は彼らを「発見した」「掘り出した」「古参」「ニヒル」という感情を与えられるわけだが、もはやそれは大間違いである。
おそらくそれは彼らのイベント、オフ会やポップアップに行けば想像していた数百倍の人々で溢れている。特に同世代の人、自分に似ている種族の人がいると、今まで感じていた占有感などはすっと薄れていくだろう。もはや登録者5万人と100万人の力は現地では同等である。(意味がわからない)

少し生意気なことを並べたので本題に移るが、このような同居生活密着系の難しさはその投稿頻度である。すなわち「毎日」であるわけだ。大抵が5~15分であるため簡単だと思われるだろうが、これはあくまで私の推し活が難しいと話なので多めに見てほしい。

つい先日「ニートと居候とたかさき」のポップアップに行きそれをインスタの投稿アーカイブという形でひっそりと挙げた、にもかかわらず複数人からにいいねがきた。登録者10万人もいるのだからそれはそうだろという感じかもしれないがこれまた複雑な気持ちになってしまった次第である。

推し活とは果たして知識なのか。情熱なのか。貢ぎ額なのか。

ここで「ニートと居候とたかさき」の居候担当ことおどるキネマ南さんの言葉をどうぞ。

「今見てるやつ全員が古参になるまで続けてやるよ。」


南さん、オブリガード。


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