脳汁ダダ漏れ映画「TENET」
久しぶりの脳汁出っ放し映画がきた
直近だとNetflixの「もう終わりにしよう」が解説読んでから脳汁が出たけど(最近)
この作品を見て
「インタステラーの物理学と量子力学的アプローチの5倍難しく
インセプションの10倍複雑だ」
と感じ
「インターステラーの地球の寿命に対する別案であり、
インセプションの多重構造の感覚と、
ダークナイトのストーリー性の共存」
を感じた。
ノーラン監督、たったの1500円では理解させようなど到底思っていません。笑
MX4Dで見たのが間違いでした。笑
見た後にパンフレットにこまなく目を通してやっと2回目が「楽しく見れる」
ようになったと思います。笑
1回目は脳汁出っ放しの脳ミソ拷問映画でしたから。
しかしこれは、映画史に必ず深く残る作品であることには間違いないです。
知らんけど。あ、パンフレットは絶対買ってください。
ここからはネタバレを含みます
難解かつ興奮状態なので、ここから先は拙い日本語、デスマス調、だ、ね、
が入り混じっております。すいません。
まず、というかこの作品には「まず」という概念は存在しない‥
ように感じますが‥
なぜなら、冒頭のオペラハウスの襲撃シーンで
名もなき男が逆行する銃弾で何者かに救われたシーン。
これは紛れもなくこの作品のクライマックスの後にニール(ロバート・パティンソン)遂行していく任務のうちの一つであるからである。
これは今考えると、とてつもなく胸熱なシーンだったのだ
(観客全員わけわかめ状態真っ只中なのに)
この時間軸が重なる時の胸熱シーン
自分はどこかメメントやベンジャミンバトンの要素を感じました笑
そしてなんといってもタリンでのカーチェイス
IMAX撮影されたこのシーンは、ダークナイトのジョーカー一味とバットマンの
トンネルでのカーチェイスを想起させられました
私はTENETをMX4Dで鑑賞していたのでこのタリンでのカーチェイス
はこの映画1番のアクションシーンだと思って見ていたのですが‥
実はこのシーンが1番の解読難解のシーンだったなんて‥
なんたってケースとアルゴリズムの行方を目で追うことに精一杯なのに
どの車が後ろ向きに逆行しながら走っていて、なんて把握できません
この辺りから、はじめから横転していた車が、未来の名もなき男のもの
(この場合この先の未来で過去に逆行してきた名もなき男が乗っている車)
であることなど、未来の自分との共演は予想はついてきてはいたが、
カーチェイスをしていた車が3台だと思っていたが、
まさかの4台目が関わっていたことが後から判明し、驚きました
そりゃどこのなんの車の無線を盗聴しているかなんてわからないわけだ
ここから名もなき男が時間を逆行してこの映画の前半部分の伏線を回収していく
つまり時間を逆行して過去の自分との共演を開始していく
‥‥ので‼︎ここが時間の(この映画の)分岐点のように解釈していたが、
それが違う↓↓↓↓
そしてクライマックスの時間挟撃作戦シーン
ここはもう脳汁がダダ漏れ笑
もはや、
時間の順行部隊(赤)が撤収していくタイミングで
逆行部隊(青)が突入していくのね、という感覚での把握しかできないまま、
エントロピーの減少で地面に吸い収まる地雷、
後ろ歩きする兵士達など、もはや
どんだけ撮影が大変だったんだよという心配をしてしまうほどだった
(1917「命をかけた伝令」と張れるくらいだと思う)
中間の5分経過時(ビルが上下爆破された時)からはもうわけがわからない
鑑賞中はわからなかったが、ロバート・パティンソン演じるニールが
時間の逆行の逆行をして順行側に戻り、名もなき男をトラックで引きずり出して救出するシーン(多分1番重要)まで
もう脳が追いつきませんでした笑
特に地下の鉄格子のシーンは暗かったのと、
セイターとキャットのシーンの入れ違いで、とても混乱した
(この場面入れ替えはインセプションの夢の重なりのシーンと似ていて興奮した。
ジョセフ・ゴードン大好きなのであのシーン好きですずっと。
後500日のサマーが恋愛映画の片手で数えられるくらい好きです)
そしてこの地下のシーンで、鉄格子の向こうで倒れていた兵士が
実はこの作品の終焉後に任務を遂行したニールの末路であることがこの作品
の1番の涙シーンですよね(1回の鑑賞で気づけるわけもないので涙も出ません)
そう考えるとニールの人生は、「終わりが決まっていた」ということになります涙
つまりニールが言ったようにこの映画の時間の分岐点は映画が終わる瞬間であり、
この先、名もなき男がすることも、ニールの運命も決まってしまっていた、
ということです
しかしアルゴリズムの攻防戦の時このニールの死体が蘇生し、名もなき男を銃弾から自ら助けてその場を去るシーン。
なぜ蘇生したのかが疑問である。
(時間の逆行部隊のニールがそこからまた逆行して順行側になったタイミングだから?)
この映画は同じ時間軸の中で順行するものと逆行するもの
の共存で物語が進んでいく。
しかし、この手の作品によくある
「未来は変えられる」
や
「未来の自分との戦い」
といった簡単な分析では丸め込むことはできないものである。
結果的に見れば全てを知っていたニールだが
これはスコセッシ様のシャッターアイランドのディカプリオとマーク・ラファロの
関係に似ていると思った。(1番近くにいるやつが‥ってやつですね)
全てを知っていたからという理由もあるがニールの
「起こってしまうことは起こる」的なこと(詳しくは忘れた)を言っていることから
未来は変えられるといったうかつに希望的なものではないところも
この後のニールの人生の辛さを表しています‥
あとパンフレットに記載されていた、映画監督の山崎貴さんの考察で、
ニールがセイターとキャットの息子なのではないかという考察がありましたが、
これについては、この映画のクライマックスの後、どのくらいの年月が経って
二人が出会うかによりますよね。
ニールが未来人なのか、名もなき男と同じくらいの歳をとっていたのか
これはどっちなんですかね、書いていくうちにまた整理がつかなくなってきました
でもこれも映画「JOKER」のラスト、両親を殺された少年がダークナイトの
ブルース少年だったという2世代間の使命みたいなものにもなってきますね‥
最後に、キャット役の女優エリザベス・デベッキさん、綺麗すぎ(183cm)
拙いですが、初めてのノートの長文疲れました。
参考 映画「TENET」ワーナー・ブラザーズ映画
「TENET」パンフレットから
#TENET #テネット #ChristopherNolan #クリストファーノーラン
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