映画感想23.03.19
FLY!/フライ!
3Dが活きる作品!
木々や建物の間をすり抜けて飛ぶシーンや、上昇・急降下などの空を飛び回るシーンは、3Dによる没入感が非常に活かされていました。3Dで観なければ勿体ないです!
RPGをプレイするような冒険感!
はじまりの町から見知らぬ土地へ、RPGでよくある展開が「渡り」によって表現されており、ゲーム好きならワクワクするようなストーリー展開で最初から最後まで楽しむことができます!
個性の強いキャラクター!
心配性な父カモとは対照的に、いつでもポジティブな母カモ、好奇心旺盛な息子に、純粋で活発な娘、そこに次々と現れるキャラクターはどれもみんな個性的でありながら、意外とウマが合うのが面白い。特に父カモの心境の変化は凄まじく、どんどん頼もしくなっていく姿がカッコよかったです!
マッチング
ミステリー物としては優しめ
何となくコイツが犯人だろうなー、これはミスリードを誘ってるなー、といった予想を裏切らない、分かりやすいミステリー物で逆に安心して観ることができるかも。人によっては全然物足りないとも言える。
サイコパス物としては良作
作品同士を比較するのはあまり好きではないが、少し前に上映されていた「怪物の木こり」で得られなかったサイコパス養分をこの作品で得ることができた。誰がとは言わないが良いサイコパス感でした!
ラスト1秒とは
「ラスト1秒、あなたの愛が反転する」というキャッチコピー。言いたいことは分かるけど、体感的にガッツリ1~2分くらいかけてネタ晴らししてたので、正直1秒というのは期待度を上げ過ぎるキャッチコピーだったと思う。
ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦
チームの連携プレイが凄い!
バレーボールは詳しくないけど、仲間同士が互いに自分の役割や行くべきポジションを瞬時に判断し、アイコンタクトで意思を伝えて敵に気取られずに攻撃を仕掛ける。それを相手側も読み取って、更にその裏をかいて意外な反撃を与える。文字で書けば数ページは掛かりそうなやり取りを、分かりやすく、且つ助長にならずスピーディーに、それでいてキャラ達の感情が込められた、一瞬一瞬が息を飲むシーンの数々に圧倒されました!
勝利に勝る勝利!
試合に勝つこと以上に、「研磨に勝つ!」ことへの意義の大きさが際立って描かれており、主人公達と一緒になって「おっしゃー!!!!!」と心の中で喜んでしまいました!
ラストの視点
彼らがどんな世界で勝負をしているのか、何を見て、何を考えて、次の行動に出ているのか、このラストの視点が我々映画を観ている側にそれを少しだけ体感させてくれる、非常に貴重で斬新なシーンでした。
正直、こんな狭い世界で何故仲間と意思疎通して協力プレイができるのか、部活動でソロプレイの卓球や剣道しかしてこなかった自分には本当に謎です。本当に凄いと思う。
ゴールデンカムイ
だいたい原作通りだった!
原作ではギャグシーンや料理シーン、アイヌ文化の解説シーンが多い本作でありながら、CMはずっとバトルシーンばかり描かれており、正直その辺りをカットしていたら評価に値しないと思っていました。
…が、ちゃんとしっかり描かれていて安心しました!
チタタプも!オソマもありました!顔芸も頑張っていて十分満足できました!
勿論戦闘シーンもスピーディーでカッコ良く、痛々しいシーンもちゃんと再現されていて、原作リスペクトは十分だと感じました。
俳優の見た目も原作に似てる!
原作の絵と今回の俳優陣の見た目を見ると分かりますが、結構似ています。よく集めたなぁと思いました。
正直、杉本はもう少しイカツい人が良いと思いましたが、戦闘シーンがカッコ良かったので良かったです。
結構なボリューム!
漫画では1コマで済むシーンも、映画では数秒は掛かる中で、果たしてどこまで映画化するのだろうと思っていましたが、かなり原作を忠実に再現した結果、たった3巻の内容ながら体感ではとてもボリュームのある仕上がりとなっていました。おそらく映画では最終巻まで行けないような気がします。というか映画化しちゃいけないシーンが途中に幾つかあったような気がするので、あまり期待せず次回作をゆっくり待ちたいと思います。
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ
ファンサービスの椀飯振舞
OPのドットアニメーションに、本物のアニマトロニクスを使った作品作り、実際にFNAF(Five Nights at Freddy's)1のゲーム主人公であるマイクが何故こんなにも危険で低賃金な仕事に就くようになったのかの舞台背景(ゲームでは語られなかった)から、本来温厚なフレディー達との心温まるシーン等々、FNAFファンなら歓喜するようなプレゼントが盛りだくさんの作品でした!
本作は元々、理由も分からずピザ屋の夜間警備員である主人公を操作して、襲い掛かってくる人形たちから身を守るビックリホラーな作業ゲーが原作となっていますが、実はゲームをクリアしただけでは知ることができない隠し要素として、「児童行方不明事件」や「機械にも魂が宿る」といった概念、その他FNAF2, 3 とシリーズ通して初めて発覚する真犯人等、”考察” することが真髄となる作品である中、今回の映画はその "考察" の一つの答えが明確に示された作品であり、ファンとしては「そこまでやってくれるんだ!ありがとう!!!」と心の底から感謝の言葉が溢れる程、ファンの為に全力で作られた作品です!
逆に言えば、FNAF1のゲームだけやったけど考察は知らない人にとっては、まずもって「スプリングボニーなんて居たっけ?」「誰だよウィリアム・アフトンって」「夢に出て来る子供たち何?」といった、初見置いてけぼりな作品とも言えます。
え!?な設定
ファンでも驚く要素として、FNAFナンバリング9に当たる「Security Breach」にて登場した「ヴァネッサ」がFNAF1が舞台の本映画に登場している点です。時系列的にも明らかにおかしく、ファンサービスというよりは新たな考察要素としてあえて登場させたように思います。
考察が捗る
今回の作品の中には、本筋とあまり関係ない部分にも多く考察要素が含まれており、ピザ屋の壁に貼られた絵、夢の中に登場する子供の中で一人だけ目立った金髪の男の子の存在、ゲームシリーズには登場していないスプリングロック機構を備えた人形、過去に連れ去られた弟「ギャレット」、その他FNAFの小説シリーズを読まなければ気付けない要素が多々あるようで、今後の考察界隈の動きがとても楽しみです。
大室家 dear sisters
かわいい!
この一言に尽きます。
会話内容もそうですが、アニメならではの動きの表現も映画の為か気合が入っており、キャラクターがいきいきしていました!
癒される!!
少しおつむの弱い次女に振り回される長女と三女でありながら、時には喧嘩しつつもお互いに大事に思っているシーンがとても心温まります。原作は読んでいなかったので、ゆるゆりには登場しない高校生組と小学生組の友人間のやり取りも新鮮で癒されました。
短い!!!
映画で40分代は短すぎます。アニメ2話分も無いとか…一瞬で時間が溶けました。dear friends公開時にdear sistersも再上映して欲しいです。