特定の場所に身を置かなくなるのって、なんか透明人間になったみたい。
トイレに行くことも忘れるくらいの忙しさが連日続いている。
そんな中、我が部署が今年の6月に撤退する可能性が濃厚との噂を聞いた。本当ならば、春くらいには派遣会社の営業さんから話がくるだろう。
それまで、より一層副業に力を入れて、身辺を整えておこうと思う今日この頃である。
* * *
35歳までに独立を宣言している私だが、じつは物凄く「所属欲求」が強い。
だからなのか、会社員じゃなくなる自分を想像したとき、とてつもない恐怖を感じたし、ひとたび会社を出たら目の前には真っ白な空間が広がっているだけなのかと思うとまじでどうすれば…と未だに思っている。
独立したものの会社員に戻る方も多いと聞くが、それはとても納得できるところではある。
ビビリなくせに妙に楽観的なところもある私は「まぁ、仮に失敗したとしても死にはしないよな」という謎の思考もある。自分がそこまで大きなリスクを掛けられる人間ではないと分かっているから、そのように思うのかもしれない。
思い返せば、物心ついてから今までずっと、自宅や学校や会社と、どこかに自分の存在を置いていたんだなぁ。
それを当たり前だろうと思うけど、世の中には家を持たずに旅をしながら生きているフリーアドレスの方や、ノマドさんなど会社に行かずともお仕事をされている方もたくさんいらっしゃる。
家やオフィスという場所に縛られないのは、まさに自由そのものに見える。
自由な働き方や生き方は、外からは見えにくい不自由さを孕んでいるのだろうし、自分に裁量権があるから自己コントロール能力が何より求められそうだ。
それと、どこかに自分を置かなくなることによる不透明感。
なんだか、透明人間になったみたい。
正直、今の私の一番の心配はここだったりする。
いや、どこにいようと自分は自分でしかないから別に特定の職場にいないからといって自分じゃなくなるわけではないのだけど、なんだか向こう側が透けて見えるフワフワした存在になりそう、という感じがするのだ。
その不安を払拭するかのように、これからの活動に向けて色々とコミュニティに所属し始めている(笑)
どこかの一員である自分がないと、どうやら私はダメなようなのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?