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🎬「明け方の若者たち」:思い出も、思い出さないと消えてしまう。

私の今の心ってもしかしたらこれなのかもしれない、と思った。

私は毎日、どうしても大人になりたくないと思う。

いつ大人になってしまうのかとビクビクしているし、七夕も初詣も、願ったのは「大人になりたくない」だった。

でもふつうにもう23だし、子供じゃないし、どっちかといえば大人だよなふつうに。嫌だけど。


大人になりたくないと考えながら思い出すのはたいてい大学生の頃の日常だ。

まじであれは人生の夏休み。ある程度には勉強もしてバイトもして、でも心から大好きな友達と腹から笑ってた4年間だった。

大切な4年間。みんなと出会って毎日笑ってた日々は本当に宝物で、思い出すとまぶしくて、ずっと忘れたくない、私の大切な人生の一部分。
まさに、人生のマジックアワーだったと思う。

でも卒業して1年経つ今思うのは、
思い出も、思い出さないと消えてしまうな
ということ。

忘れちゃうんだよね、毎日忙しすぎて。永遠に減らないタスクとか、お客さんからの電話とか、口うるさい上司とか、そんなことに囲まれてる毎日だと、1年前に腹抱えて笑いあってた自分がいることを忘れちゃう。写真の中の爆笑してる自分が、思い出せなくなる時がある。

でも大丈夫だった。忘れてたわけじゃなかった。ちゃんと腹抱えて笑って、誰かが笑ってることに笑って、明け方まで飲んでたあの日を思い出させてくれる映画だった。
また、忘れかけそうになったら見たいと思う。そしてまた思い出に生かされる。

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