見出し画像

韓国で映画公開がはやい理由

韓国ではハリウッド映画の封切りが世界的に早いです。

単に日本より早いだけかな?と思っていたけど、アジアのなかで映画を英語で観覧する字幕のいらないフィリピンより公開が早い。

わたしは韓国の빨리빨리(パッリパッリ)精神で、単に翻訳家の方がいい仕事するのかと思っていました🤣

いくつか理由がありますが、大まかに4つ挙げてみました。


1. 韓国の映画市場が大きい

 これは韓国で映画のチケットが日本より安い(大人料金が10,000~12,000₩ほど)というの大きいかなと思います。

一方で日本は評判の良いものだけを観にいく傾向が高く、主にグッズ販売などで利益を確保しているそう。


2. 作品への反応がはっきり

より多くのひとが作品を鑑賞するうえに、反応の好し悪しもはっきり出る。
(たしかにNAVERで公開中の映画を探すと、辛辣な評価を目にすることがあります。)
そのためアジアでのマーケティングの指標とするのだとか。


3. 日程的な都合

その他にも韓国の連休など現地事情を考慮して、日程が早まることが挙げられます。

日本の場合は大作などはぶつからないよう公開日を調整するようです。

韓国はあまりそういうことはないらしく、昨年末にマトリックス4とスパイダーマン No Way Homeがわずか1週間差で公開されてました。

4. 不法観覧防止のため

インターネット環境が整った韓国で不法映像による著作権侵害を防止するため。というのも理由のひとつだそうです。


ネットで探してみると、上記4つが主な理由のようでした。

スパイダーマンNo Way Homeの最新作は日本で1月7日公開でしたが、韓国ではなんと12月15日。
韓国とイギリスで世界先行公開で、アメリカでは12月17日公開だったよう。本国より早いなんて驚き!

わたしのこれまでの記憶ではアナと雪の女王2、マーベル作品は日本より俄然早かったような。
もちろん世界同時公開とかもあるし、全部の作品が早いというわけじゃないけど、世界的にも公開が早いことが多いです。

韓国人って映画について熱く語るひと、多くないですか?(それ以外でも熱い方が多い気がするけど…)
新作がでたら、とりあえず観てみて評価する。

カフェでアイスアメリカーノを飲みながら会社の同僚や友人と映画のレビューをするのは定番ネタなのかもしれないです。

最後にちょっとした余談です。
映画の宣伝などで、”◯月◯日、大公開”というものをよく目にしますが、韓国語で映画の公開などには”大開封”という意味の"대개봉"(デゲボン)が使われます。
…なんか可愛くないですか?ポケモンの名前っぽくて。あっという間に覚えた単語のひとつでした。

というわけで、韓国旅行の際に、日本より早く映画を観られるかも!ということを頭の片隅においておくと、さらに上級の韓国旅行を楽しめるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?