介護施設利用前に知っておきたかったこと。
母、先月末から介護施設を利用し始めました。当初と想定していたことと全然違っていたので、かなり戸惑いました。
ここも入居者側が支払うの?介護保険は使えないの?障がい者制度と併用できないの?こんなにお金がかかるの!?と驚きの連続でした。
Ep.0 読み進めるその前に
ここからは聞き慣れない単語や制度が出てきます。よろしければどうぞ。
Ep.1 高額でも、ホテルではありません。施設です。
母が入っているのは介護付き有料老人ホームです。
そして施設にはさまざまな種類があります(画像&リンク先)。必要な費用も記載されていますが、あくまでも目安です。充実した設備、綺麗さなどを求めると、HPの金額では足りない場合が多いです。→ 老人ホーム8種類の違いと特徴
□入居者側が準備するもの
・ベッド以外の家具や電化製品
・タオル類
・大人用紙パンツ(自治体によっては介護度に合わせた補助あり)
・掃除用具一式(クイックル的なもの、洗剤、スポンジ、掃除機!)
・施設スタッフが使用するビニール袋、手袋など
・用意された布団だと足りなければ布団や毛布
・その他諸々
このような日常的に使用するものは、全部入居者側が準備します。介護ベッドとベッドに備え付けの布団のみ用意されていますが、ホテルのような、家具付きウィークリーマンションのような設備はありません。
正直、施設スタッフが使用するビニール袋や手袋などを、入居者側が準備することに違和感を持っていました。病院でも一部の保育園でもスタッフ使用備品を利用者側が準備することはないからです。初見の価値観だったんですね。
特別養護老人ホームのように介護度が高い方のみの施設では別ですが、普通に生活している人、介護度の高い人などを受け入れる施設では、人によって条件が異なるため、介助の必要ない人が管理費として支払うと不公平だからという考え方です。
本当、施設はお金がかかる・・・
Ep.2 リハビリ等は全て自費。介護保険は使えません
自宅での介護であれば、訪問リハビリや通いのリハビリは介護保険の補助が入り、介護度が上がるに従い実際に支払う分は安くなるという仕組みでした。が!施設入居となるとそうはいきません。
施設入居で介護保険分の特典(と言っていいのか)を全て使い切ってしまう考え方なのだそうです。これ、入居の契約時に初めて知り、驚きました。施設のスタッフさん曰く、入居される方皆さんここで驚かれるそうです。
自宅介護であれば、介護度が高いほど補助が加わり、自分で支払う金額は安くなるのですが、施設入居するとそれが反比例。入居金は介護度が上がるに比例して費用が高くなります。
自宅介護を選んだ親戚の考え方が、今、なんとなくわかった気がしました。
Ep.3 障がい者制度との併用はできません
母は障がい者2級を持っています。(下肢上肢に障害あり)
自宅で介護をしていた時には、同行支援(援護)と言う制度を利用していました。
一人で病院に行ったり、美容院に行ったりができない方に、専門の方が付き添いをしてくださる制度です。障害の度合いに合わせて、無償での付き添い時間が変わるのですが、年間相当な時間が充てがわれていました。
今回施設に入った際、施設との提携の病院であれば付き添いは無料(交通費は支払います)なのですが、提携外の病院の場合は、時間当たりの付き添い費用がかかります。
なので、障がい者の同行支援を使用したいと申し出たところ、自治体からNOの返事。理由は•••
「前例がないから」
出ました、、、役所、組織あるある。いつ前例ができるんでしょうね。断るためのもっともらしい理由を提示して欲しいよね。
終わりに・・・
明日からリハビリが開始するので、また違った発見があると思います。
知らない世界、初めての世界で戸惑うことは多いですが、出会うことで自分の勉強になったこともありましたし、戒めにもなりました。それはまた別の機会に。
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