初心者が行く、サロン・デュ・ショコラ2024

　1月、伊勢丹 新宿店の6階で繰り広げられている戦いに、初心者が参加してきた結果をレポートする。

　年に一度のショコラの祭典、サロン・デュ・ショコラ。行ったことがなくても、この名前を聞いたことがある人は多いだろう。私は2年前に一度しか行ったことがないが、意識しなくとも情報が流れ込んできて、「あ、この季節がきたんだな」と思う。
　今年は2年ぶりに足を運んでみようかと思い、事前予約もしていなかったのでフリー入場の時間に入ることにした。フリー入場の案内が始まるのは、午前10時の開店以降で、私が到着したのは11時半頃。整理券は700番台でいつ入れるのかと不安になったが、QRコードで呼び出し番号を眺めていると、案外早く進んでいるようで安心した。

　入場できるまでの待ち時間は、地下一階に向かうと決めていた。トレンドスイーツで催事しているフキアージュというお店も気になっていて、こちらも並ぶと聞いていたので早足で向かった。
　地下一階に辿り着くと、列は店先で一度途切れて、通路を挟んだところからまた伸びていた。これは待ちそうだと思ったが、開店してすぐに列が伸びると知っていたので、なんてことはない。

　45分ほど経って、ショーケースの前につく。商品は全種類揃っていて安心した。

美味しそうな焼き菓子が並んでおり、誘惑が凄まじい

　SNSでおすすめと言われていたフィナンシェと、人気のチョコレート、去年即売だったらしいショコラの計3種を購入。本当は全種買いたかったが、財布の都合上、我慢。早く食べたくて仕方がない。
　購入して列を抜けたのは12時15分ごろで、そのあと少しして自分の整理番号が呼び出された。次はサロン・デュ・ショコラの地へ向かう。

　6階に戻って入場すると、至る所に長い列ができている。予想通りに混み合っていたが、人が通れないようなことはなく、ゆっくりと商品を見てまわれた。土曜日でこのような様子だったので、平日はもう少しまわりやすいだろう。
　催事場にはパフェやケーキ、スープスパなどを取り扱うイートインのスペースがある店も多くあった。この後に予定が入っていたため今回はショコラの購入のみにしたが、あちこちからいい匂いが漂ってきて、なんとも贅沢で楽しい空間だった。ペイサージュのマフィンやカカオストアのクレープも食べたかったが、どちらも長蛇の列だったので見るだけに抑える。残念。
　マフィンは焼き上がり時間が決まっており、列に並んで整理券を受け取る必要があるようなので、食べたい人は焼き上がり時間をチェックして行った方がいいかもしれない。

　誘惑に抗いながらひと通り見てまわって、購入したのはジュンウジタのショコラ缶。ずっと店舗に行ってみたいと思っていたところだ。売り切れているかもしれないと思ったのでホッとした。毎日少しずつ食べて楽しもうと思う。

　せっかくのサロン・デュ・ショコラ、まだまだ買いたいものはたくさんあったが、今回はこれにて終了。
　催事場は混んでいたものの、私が参加した時間帯には、商品が売り切れて何もない！というようなことはなかった。ただ、元々入荷数が少ないと言われているものや人気のものは売り切れていることがあったので、買いたいものがしっかりと決まっている場合は早めに行く方がいいだろう。

　Part1は1/22(月)まで、その後もPart2、Part3とまだまだイベントは続くので、この記事がまだサロン・デュ・ショコラに参加したことがない人の参考になれば嬉しい。