その我慢、本当に必要ですか?

日本人の美徳として、
「我慢することが善、1つのことを長く続けるのが善」
というものがあると思います。

私は社会に出て、この考えにすごく違和感を感じます。

もちろんある程度の忍耐力も必要ですが、
身体や心を壊すまで我慢し続けるのは本末転倒で
行き過ぎた我慢は必要ないのでは、と思います。

また、1つのことを長く続けることは素晴らしいことだと思う一方で
習い事にしろ仕事にしろ、向き不向きは必ずあるから
向いてないと分かった時点でやめたほうがいいのでは?と思っています。
短所を克服するより、長所を伸ばした方が輝けるのではないでしょうか。

こう考えるようになってから、学生の「皆勤賞」や企業の「永年勤続賞」に
疑問を持つようになりました。
もちろんこのような賞は学校や会社に行くモチベーションにもなるので、すべてを否定するわけではありません。

「皆勤賞」について、今の時代はコロナでこのようなことはなくなったかもしれませんが
学生時代のかつてど真面目かつ完璧主義だった私は、皆勤賞を狙っており
多少体調が悪くても、”皆勤賞のために”無理して学校に行っていました。。休まない子がえらい、ということは、裏を返せば子供の頃から、「休む=悪」という考えを植え付けられているような気がします。
だから社会人になっても、
体調が悪くても出社する(コロナを疑われるので最近はなくなりましたね)。有給を使って休むのは「悪いこと」だから、法律に触れないギリギリの日数しか有給を取らない。休憩中も仕事をする・・・
など、一部の会社にはなかなか休めない雰囲気が浸透しているのではないでしょうか。
一応は働き方改革をしているこのご時世に、
遅くまで残って仕事をして、休日も返上で働くのがえらい。休憩はゆっくりとるな、その分仕事をしろなんていう会社、私には理解ができません。

「永年勤続賞」について、終身雇用の時代が終わりつつある中で
本当に1つの会社に長くいることが「デキる人」なのでしょうか?
新卒で入社した会社が自分に全く合わないと感じ
1年未満で退職したら「デキない新卒」なのでしょうか?

自分で「我慢強くありたい、1つのことを長く続けたい」と思うのは
素晴らしいことだと思いますが、
それを他人に強要してはいけないと思います。

何事も行き過ぎることが一番よくないです。

自分を労りながら、程々に生きていきましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました^^



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