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転出届を出した🔖ホルンとランドセルも送った🎒📯


(追記)
ちょっと何処に入れ込めば良いか分からなかったから、まさかの最初に入れてみる。

私が郵便局に行く時に、どれだけ頑張ったかを絵に描いてみた。
激重よ、前カゴ。
根性で乗り越えてやったわ。

では、ここから下が本題だよ↓↓↓



さっき帰ってきた!
今日は忙しい一日だった。

郵便局に行って、ホルンとランドセルと小説と日記帳を送った。
元払いで、5,000円ぴったり。

その後は役所に行って転出届を出してきた。
ついに私は北海道民になる!!!!!
嬉しいなあ、本当に。
やっと自由だね、21年目にしてようやく。


そうだ、郵便局のお姉さんが「これホルンですよね!」って気さくに話してくれて、すごく嬉しかった。

ご自分か、娘さん辺りが吹奏楽部だったのかな?

あまり知ってる人が居ない楽器だし、ケースの形を見ただけで分かるなんて…
絶対猛者だ…!

ランドセルを送る意味が分からないと思うけど、どうしても持っていきたかった。

私には実家が無いから、私の荷物を置いておく場所は無くて、今日送ったホルンと、段ボールと、スーツケース1つ。

これが私の全財産になる。

私が家に置いていくものは全て処分されてしまうから、処分されたく無いものを持っていく形。


私、おじいちゃんにランドセル買ってもらったんだよ。

すごく綺麗な、深紅のランドセル。

高学年になるにつれ同級生に「綺麗な色だよね〜」とか「大人っぽいランドセル羨ましい」とか言われるようになって、鼻が高かった。

私のランドセルを選んだのは、おじいちゃんでも無く、お母さんでも無く、私。

あんまり自分で選ぶものって無かったから、大事な存在だった。

しかもね、6年間ものすごくものすごく大事に使ったから、6年生になっても新品同然だった。

今も傷なんて見当たらない、綺麗なランドセルのまま。

深紅…?ワインレッド?ボルドー?
そういう感じの、深い赤紫色。
本当に綺麗な色なんだよ。

私ほんとは、恵まれない子にランドセルを寄付するっていう取り組みを知って、その為に綺麗に使ってたんだよね。

でも結局、寄付はしなかった。
自分の物として置いておきたかった。
善人には、なりきれないね。

まあ、そんな大事なランドセルだけど、ランドセルのままの形を保っていると使う機会は訪れないから、ランドセルリメイクに出そうと思ってる。

一般的なランドセルリメイクは財布への加工だと思うけど、私はハンドバッグに加工してもらおうかなって考えてる。

リュックへの加工も綺麗なんだけど、ちょっとランドセル感が強すぎるんだよなあ…
綺麗なんだけどね。

財布にするつもりは今のところ無いな。

大事に使ったランドセルに、お金を入れたく無いなって思ってしまう。

お金はあまり綺麗な物じゃ無いから。
衛生的にも、概念的にも。

私の懐かしい小学生時代を、ドロドロしたお金で汚される…みたいな感覚がある。
だから財布にはしない。

(財布にリメイクした人、これからするつもりの人を、貶したいわけじゃ無いよ)

まあとりあえず、向こうに着いて生活が落ち着いてから、ランドセルリメイクに出す。

それまでに、どの業者に依頼するか、どんな形にしてもらうか、どんなデザインが良いか、決めておかないとなあ。



でも、心配事もある。

というのも、私は14歳の頃から強迫性障害になってしまって、母親が触った物が触れなくなった。

「触る」なんて、人間ができることの中で一番簡単な行為が、できない。

触れない対象に、ランドセルも入ってる。

ものすごく大事なのに、触れない。

今日もランドセルに直接触れないようにビニール袋で包んで、そのまま郵便局に持って行って、ビニール袋ごと段ボールに詰めた。

だから、今日も、ランドセルには直接触れてない。

こんなに悔しいことないよー

触れないなんて意味が分からないよ、私も、周りの人も。強迫性障害は自分も周りも傷つける病気だよね。

でも私は大丈夫。

「強迫性障害だから○○ができない」なんて絶対に言いたく無い。

だからいつも除菌シートとビニール袋を持ち歩いて、いざという時の逃げ道は残して、その上で、できる限りのものを触る努力をしてる。

例えば地面に落としたペットボトルを素手で拾ってみるとか、小銭を素手で触るとか、そういうこと。

他の人にとっては何気ない日常でも、私にとっては自分の背よりも大きいハードルを飛び越える瞬間なんだよ。



今の目標は、ランドセルを触ること。

ランドセルリメイクに出して、綺麗に生まれ変わって帰ってきたランドセルを、触りたい。

ハンドバッグにするなら、毎日持ち歩きたい。

キーホルダーにしても良いなあ。
ペンケースにしても良い。



そうだ、強迫性障害の話で思い出した。

私、今日もハードル飛び越えたんだよー!
ホルンのケース!!!

これはもう2年半くらい触れなくて、ずっと悔しい思いをしてたケース。

18歳の頃に自分で一生懸命働いて、お金を貯めて、夢だった自分専用のホルンを買った。

思い出の詰まった大事なホルン。

でもケースが触れないから、もう持って行くのは諦めなきゃいけないかなって、ずっと悩んでた。

でも今日の朝、勇気を出して左手で取っ手を掴んでみた。

そしたら意外と大丈夫で、その次に右手で側面を触って、そこから除菌シートを10枚くらい使って全体を拭き上げた。

ネットで中古を買ったんだけど、私の家に来た時にホルンが入ってたケース。
YAMAHAのケース。

ほんとは、もう一つケースがあるんだよ。
こっちは25,000円くらいする、めちゃくちゃ良いケース。

でも布製だから除菌シートで拭いても満足できなくて、これはもう捨てることにした。

こっちの方が何倍も良いケースなのに、それでも触れないから処分するしか無い。

でもいいんだ別に。
中学の吹奏楽部でもYAMAHAのホルン使ってたから、ケースにも思い入れがある。

むしろ、YAMAHAのケースで良かったかも。
ハードケースで頑丈だし。
25,000円のケースはセミハードケースで、YAMAHAに比べたらちょっと柔らかい。


私が中学で使ってたホルンは多分YAMAHA HR313っていう種類で、私が18歳の頃に買ったホルンはYAMAHA HR311。

私のホルンの方が少し古い。

小指を置く場所が311の方が奥にあって、実はちょっと吹きにくい。
買った当初は結構落ち込んだもんだけど、今はそれも含めて味だと思ってる。

でもゆくゆくは、楽器屋さんに持って行って、私の小指に合う位置に溶接し直してもらおうかなって考えてる。

あと、コルクも1つ抜けてるんだよね。

ホルンってすごいんだよ。
あんなに金属でゴツゴツした見た目なのに、実は音を鳴らすボタンは紐で結ばれてるだけで、ボタンの衝撃を受け止めてるのは小さいコルク3つ。

意外だよね、私は知った時ものすごーく驚いたよ。てっきり何もかも金属なのかと思ってたから。

まあ、全てが金属でできてるホルンもあるんだけどね、一般的じゃ無い…(と思う)



私は、最期の瞬間まで、人生で一番大事なものはホルンだって思っていたい。

中学生の頃ね、本当に辛くて、居場所無くて

そんな毎日で何故 明日を待ち侘びたかっていったら、ホルンが吹きたかったからだよ。

16:00から19:00くらいまで部活があって、毎日毎日その時間が幸せで仕方なくて

その時間が終わったら、すぐに「早く明日にならないかな」って思ってたんだよ。
また吹きたかったから。

明日まで生き延びたら、またホルンが吹ける、そう思うだけで何されても耐えられた。

どんな惨めな思いしても、どんな痛い思いしても、ホルンが吹けるだけで私は生きてられた。

それくらい私にとって大事な楽器なんだよ。

命と同じくらい大事な楽器。
今は、命の方が大事だって思えるけど。
昔は、逆だった。

でも、それくらい大事な楽器。


ホルンって全然知名度無いし、私もホルン?何それ?みたいなところから入ったけど、めちゃくちゃ魅力的な楽器だよね。

世界一かっこいい。

あ、でも、ギターやってる人はギターが世界一かっこいいと思ってて欲しくて、サックスやってる人も、トランペットやってる人も、みんなみんな同じ気持ちで居て欲しい。

自分の持ってる楽器が、世界一かっこいいって、みんなが思っててほしい。

そしたら楽器も喜ぶよ〜きっと。

楽器冥利に尽きるよねえ、そんなに愛されたら、きっと楽器も嬉しいよ。



あとね、一緒に送った小説だけど、自分が思ってたより量があった。
めちゃくちゃ重かったよ。

私ちゃんと本が好きだったんだな〜って、なんか嬉しくなったよ。

小学生の頃に買ってもらった「思い出のマーニー」

中学生の頃に集めた「植物図鑑」「君の膵臓をたべたい」「君は月夜に光り輝く」「カラフル」「世界から猫が消えたなら」

大人になってから読んだ「死刑にいたる病」

全部大事な思い出だよね。

ちなみに、中学生の頃の私は、
"自分が読んだことのある小説が映画化される"
ということがある度に友達に自慢してた( ´ー`)

植物図鑑も、君の膵臓をたべたいも、君は月夜に光り輝くも、ぼくは明日昨日のきみとデートするも、私は小説で読んでた。

映画化発表!って世間が湧き立ってる時、私はひたすら友達に「読んだことあるよ!」ってマウントを取ってた。

愚か…( -᷄ ω -᷅ )


まあそんな思い出が詰まった本だから、置いていきたくなくて、厳選して10冊くらいは段ボールに詰めた。

スーツケースにも3冊くらいは詰める予定。
飛行機で読む用にハンドバッグにも入れよう。



でもこれから色んな場所を転々と旅しながら暮らすなら、あまり小説は買えないよね。

本当は…紙派なんだけど…Kindleも考えていかないといけないなあ。

でも電子機器の画面ばっかり見てると目が痛くなっちゃうよー…あっでも、漫画はデジタルでも読める。

漫画も本の方が好きだけどね、でも小さい文字を追う小説よりは随分とデジタルでも読みやすいよね。



ああ楽しみだなあ、楽しみだ。本当に。

きっと今日が最後だった。駅から家までの道を自転車で通るのは。

この家に引っ越して4年経った。
いろいろあったけど、すごく好きな家だった。

階段の窓から山が見えて、それがすごく綺麗で、窓には毎日のようにヤモリが張り付いてて、玄関開けたらカエルが飛んでて。

都会が好きな人からしたら耐え難い環境かもしれないけど…ね(´·_·`)
でも私はそれが好きなんだよなあ

G(神出鬼没のアイツ)が多過ぎるのがネックだけどなあ…酷い時だと毎日、調子良い時で週一。

撃退スプレー買いまくり。

隣が田んぼの家って本当にダメ。
でもそれも良い思い出だな〜なんやかんや楽しい4年間だった。

この家に引っ越してきた時17歳だった私も、もう21歳になった。

こんな風に好きなように生きられるようになるなんて、想像もしてなかった。

きっと17歳の私が今の私を見たら、喜ぶと思う。もうちょっと生きてみようかなって思ってくれるんじゃないかな。


当時の日記にね、未来の私に向けてのメッセージが書いてあったんだよね。

「生きててほしいなあ」「幸せだって思いながら生きてみたい」って書いてあって、それを数年後に読んで、号泣してしまった。

生きてるし、幸せを噛み締めて生きられるように努力してるよ。

「大丈夫大丈夫」って毎日何度も呟いて、自分を鼓舞して、耐えて、そんな10代だったけど

20代はきっと、そんなおまじない使わなくても、生きられるようになる。

生きられるようにする。
私が私を幸せにしてやるぞー!

まだまだ道は長く続いてる。
終わりがいつかは分からないけど、明日でも明後日でも、60年後でも70年後でも、後悔しないように生きたいよね。

最期の瞬間は優しい気持ちで目を閉じたい。

耐えてきた意味はあるよ、20年間を捧げたけど、残りは自由だよ。
好きなように生きて欲しい。
誰の目も気にせず。


よーーーし、あと数日後には北海道民だ!
がんばるぞー!
とりあえず明日は大掃除。

じゃあ、おやすみなさい(:3[___]
読んでくれてありがとう。
良いことがあるよ〜必ず!!!
みんなにも、私にも。

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