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思考の吐瀉物

昨日はあんなに強がってたけど、全然大丈夫じゃなかった。
結局翌朝4時まで眠りにつけず、ひとり泣きながらアパートの一室で天を仰いでいるしかなかった。
翌日6時半に起き、8時から先輩たちより早く研究室で卒論実験を淡々と進めることでしか、私は精神を安定させられなかった。


眠りにつけなかった間、私は涙の理由を自分でも上手く説明できなくて、なぜ、なぜ、と思い詰めるほどに、息が苦しくなった。

どこかで私は人から選ばれるに値する存在だと期待していたのだろうか。
価値観の差を埋めようとしてきたツケ(自分の本心を蔑ろにした、という意味で)が露呈したことを後悔したのだろうか。
人の幸せを呪うことでしか自分を救えない浅ましさを絶望したからだろうか。
「嘘をつかないところが好き」と言う人の想い人に心から嫉妬したからだろうか。
建設的でポジティブな人物といることで自分の心の底にあるネガティブがより強く跳ね返ってきだからだろうか。

悩みを人に打ち明ける時、どうしても私主観の都合の良い部分だけ切り取られた話になってしまうから、いつも友だちに毒を吐かせてしまう自分が嫌いだ。
他人から自分を正当化してもらうことで自分の場所を得られているという安堵を得ているところ、大っ嫌いだ。

人を最低だのクズだと言って喚いたところで、それは対極の価値観の自分の裏返しなだけでしかないのに。

誰も否定しない自分を「思いやりがある」と必死で正当化してきたけれど、私は善良な人間なんかじゃなかった。ただ傲慢だった。

人に良く思われようと迎合という名の嘘をつき、違う価値観を何でもかんでも飲み込もうとする嘘まみれの人間。

人から「そんなことないよ」と言ってもらうのを期待して、わざと卑屈な発言をする人間。

いつも周りからの大丈夫?待ちをして、暗にメッセージを伝えることで慰めを乞う人間。


それが21歳の私なのだ。


こんな弱くて他人軸でしかなくて、1人では不安定になってしまうなんて。

外見だけは取り繕っても、中身は全然子供じゃないか。

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