厄年 vs 12年に1度の好運期
「わたしいま前厄?なんですよね~」
厄年とかそういうの、よく仕組みを理解していないけどなんとなくそのワードを出すと、相手が親身になって色々と提案してくれるので割と好きな話題である。
近所の神社で厄祓いやってくれるかどうか調べてくれたり、遠くをみつめて"結局30代はぜんぶ厄"みたいな極論を放ったり、その様子をみて嬉しくなる。
テーマはなんでもいいのだけど、恋愛とか悪口とかそういうのじゃなくてもう目には見えないソレにどう争うかとか壮大な話をしていることが楽しくて仕方ないのです。
「あ、でもきむらさん牡牛座ですよね?たしか来年の5月くらいまで12年に1度のスーパー幸運期きますよ」
そういってジョッキをぐびっと傾けた前職の部下があまりにも頼もしすぎて、なら絶対大丈夫だ!ってわたしも同じようにぐびぐびっと飲み干した。
あと1杯、あと1杯だけって誰も咎める人なんていないのに謎の言い訳をしながら、好きな少女漫画の話をしてどこで癖が歪んだのかって再確認したりした。
2年ぶりくらいにパートナー以外の人と会食をして、なんでもない話でケタケタ笑って美味しいを共有して、その時間のぜんぶがお守りみたいだなって一晩たった今も余韻にひたっている。
わたしのすきな人たち、みんなみんな幸せでいてくれ。頼むからさ。今日もあったかいお布団で、心安らかにおやすみなさいね。
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