見出し画像

【詩】夏の終わり


静寂を保つ四角い匣の中で

ヘッドフォンで世界を断絶するとき


溢れんばかりの灰皿に

ぼんやり浮かぶ小さな、

それでいて灼熱の魂を打ち消すとき


あなたの額の汗を拭い

微笑むとき


私の夏が終わる瞬間

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?