![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118238711/rectangle_large_type_2_9d54d48881751bc5b03c3d98aee9e266.png?width=1200)
Photo by
pita
日記2 親に中退報告をするのだ
おととい、親に大学中退報告をした。
辞めることは決まっているので、説得じゃない。
親に言うのは躊躇いがある。こっちは若者の発作だと思われたくないが、あっちはやたらに心配して説得して鎮めようとして、互いにエネルギーを使うからだ。
勇気を出してLINEを送る。
[今学期で大学を中退する] 僕
母 [だめだよ]
父 [何を考えてる?]
ここから1時間と少しやり取りをして、報告会は
いったん終わる。
たぶん、母はひどく中退を恐れている。夢もなく学校の外に出ることを、あてもなく樹海に落ちるようなものだと考えている。
父は母ほど恐れていないが、中退した先は一本道で、敗北者達の貧民街にたどり着くと思っている。
確かに僕には夢がないし、大学を途中下車することは、樹海に落下することなのかもしれない。でも、衣食住はちゃんとあるんだ。そんな樹海なら、一人気ままに探検するのも悪くないだろう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?