「自分を気にかけてくれる人」を大事にしよう。今更ながらボヘミアン・ラプソディーを見て。
毎週木曜日は「映画の日」です。国岡家の。コロナでステイホーム期間が長くなって始めたのですが、これはなかなか良い習慣です。
今年観た映画も30本を超えました。やはり映画を見ると想像力が刺激され、自分の中の何かがコツンと動き出します。そして、それが蓄積されていくのを心地良く感じています。
映画を観ようと思っても、ちょっと忙しいと、つい後回しになってしまうので、手帳に「映画の日」と書き込んで予定をブロックし、自分との約束をしっかり守る。映画の日に限らず、これもとても大事なことです。
今日は、今更ながらボヘミアン・ラプソディーを観ました。QUEENの圧倒的な音楽はやっぱスゲーな。とか思いましたが、詳しいレビューはネット上に100億本あるのでそちらにおまかせします。
僕が刺さったのは、生涯の友人メアリーが、主人公のフレディ・マーキュリーに放った言葉です。
主人公のフレディ・マーキュリーがアルバム作りに没頭し、疲れ果て生活が荒れに荒れて部屋中が酒だらけになっている中で、マーキュリーのパートナーであるポール(マーキュリーはゲイ)はゲイ仲間を引き連れてパーティをしようぜと帰ってくる。
そこに居合わせたメアリーは、涙ながらにマーキュリーに思いをぶつけますが、最後に放った言葉は、
「ポールはあなたを気にかけていない」
という言葉でした。
うおーーーーーっ!!!!と思いました。ズドドドンを打たれました。当たり前のことなのかもしれまん。が、その通りですよね・・・
もし、ポールがマーキュリーを気にかけていれば、散らかっているお酒も片づけるだろうし、お酒を飲むことを止めようとしたでしょう。ましてや、疲れ果てているマーキュリーの元にゲイ仲間を連れて来るなんてするはずがないのです。
今の競争化社会だと、誰しもいろんなパラメータで人を評価して接していると思います。良い悪いや強弱は別にして、それが避けられない面があります。
・あの人は仕事ができるから
・あの人は年収が高いから
・あの人は成功者だから
・あの人はポジションが高い人だから
・あの人はイケメンだから(美人だから)
・自分の自尊心を満たす言葉をくれる人だから
・あの人はテニス強いから(僕はテニスバカ・・)
そんな感じで、長い時間一緒にいる人を選んでいることもあると思います。(すべてが悪いこととも言えないけども)
でも、その人が自分を気にかけておらず、今の仕事が終われば、共通のやることがなくなれば、お金のつながりがなくなれば、終わってしまう関係であれば少し寂しいと、やはり感じてしまいます。
そういう人間関係も必要だと思うのですが、自分が大事にする中心人物にそうした人を置いてしまうと、後で辛いことになるのは間違いないでしょう。
能力や地位や経済力や立場は関係なく、「自分を気にかけてくれる人」を大事にする。
シンプルですが、意外や意外、これだけを忠実に行えば、幸せを逃す可能性はかなり減るんじゃないの?心を満たす人間関係に恵まれるんじゃないの?
超大事だと思いました。
映画は本筋だけでなく、ちょっとした一言からも多く学べるので大好きです。
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