『日本の歌』のススメ〜DNAに刻まれた音楽〜
NHK朝ドラ『ちむどんどん』で懐かしい歌が、何度か流れていた。
『椰子の実』を久しぶりに聴いた時、忘れていたけれど大好きな曲だったことを思い出した。(作詞は島崎 藤村)
歌は比嘉歌子役:上白石萌歌さん ↓
娘に聞いてみると、この歌は全く知らないという。
いつの間にかたくさんの日本の歌が、教科書からなくなっていたようだ。
子どもには、古い日本語を理解するのが難しい、というのが理由らしい。
数年前に雅楽師・東儀秀樹さんのコンサートに伺った時、音楽の教科書から日本の歌が削除されている、と嘆いていらっしゃった。
教科書に再び載せてもらえるよう、文部科学省に働きかけていると話してくださっていたが、やはりもう若い子たちは、日本の美しい歌を知らない。
私は学生時代に、おじいちゃん先生に歌を教えてもらっていた時期があったので、学校で習わない古い歌も比較的知っていた。
久しぶりに聴きたくなってYouTube検索すると、思いがけず外国の方が日本の歌を歌っているサイトを見つけた。
よく聞けば発音から、日本人ではない?とわかるのだけれど、丁寧な発音が新鮮でより美しく聴こえる気がした。
時間がゆっくり流れて、平和で美しい、“日本の原風景”が思い浮かぶ。
『あなたは、何曲くらい知っていますか?』
日本の文化として、いつまでも歌い継がれることを願いたい。