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オタク辞めたいな、という虚言

誰かを想うことってエネルギーが必要で、凄く疲れる。
勝手に好きになって勝手に最愛の推し!とか喚き散らしといて自分の機嫌が悪くなると急に手のひらを返す、なんて私は都合のいい人間なんだろう。
自分の中で1度もやっとすると、溜まったメールを消すように全てスワイプ削除したくなる。人間関係リセット症候群みたい。

推しが居る生活って幸せじゃないの!?何故そんな落ち込んでるの!?…と言いますと、最近新しく推しが増えまして。

私は一度火が付くと一日中頭から離れられなってしまう悪い性格がある。生霊飛ばしてるのでは?と思うくらい。

誕生日や出生地などの基本情報は勿論、性格、好きなもの、グループでの立ち位置、趣味など空白を埋めるように「推し」という人間を頭に叩き込んでいく。
バラエティ番組、YouTubeなどのコンテンツも片っ端から再生。あっという間に朝は夜になっていて、時間は簡単に溶けていく。そんな日々が続いておりました。

このままでいいのか。何かやるべきことはあるんじゃないか。
20代も中盤になり、学生の頃と変わらずこんな誰かに依存した生き方よくないのでは?
誰かを想える心があることは幸せで元気な証拠だよなと思う反面、コンサートは除いて現実的に会ったことも話したことも無い、画面上で見るだけの赤の他人(冷たい言い方だけど)に人生の選択すらも委ねそうになっている自分。

周りが仕事や資格の勉強に励んだり、将来を考えて婚活、生きるスピードが早い人はもう子育てまでこなしている中、わたし大丈夫?と不安になる。

それで行き着く先に毎回でる言葉は、オタク辞めたい。

これは、今まで途絶えず何かしらのオタクをしてきた私の人生の中で、一番軽率に発してきた言葉、そして一番ついた嘘でもある。
辞められた試しがないし仮にそうなってもその後の生き方がわからない。

自分1人だったら尻込みすることも、推しの顔が浮かぶと「まあやってみるかあ、」と、ふわっと軽い気持ちになれることも事実だから。
悪いことばかりではないんだけどなあ。
社会生活、自分、そして趣味、の順番であるはずなのに完全に逆転している。
少しずつ直していかねば。

まとまりもないし暗くなってしまいましたが、心を整理するために書きました。
人生も趣味も仕事も、程々がいい。

読んでいただきありがとうございました。

先日、夕暮れの終わり。部屋から見えた一番星。

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