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こんなときこそ自担を語る



世間が騒がしい。
そんな時だからこそ自担のことを最大級に愛でたい、と思ったある日。ぼーっとしながら自担との出会いを思い返していた。
あれは春だった。長袖が暑く感じるくらいになってきた頃の季節だった。


今までの人生の半分以上熱烈なアイドルオタクだった私。けど三年ほど前に心の問題のせいで何かに熱中することもできなくなった。せっかく火がついても瞬く間に燃え尽きてしまう時期が長く続いた。身も心もカラッカラの砂漠だった頃に出会ったのはきみだった。

私の自担は凄く愛が深いひとだ。それを特に実感するのは、仕事がどんなに忙しい日でも、誰かと共にしているオフの日でも、毎日かならずブログを更新してくれるところ。
何を食べたか誰と遊んだか、どんな布団で寝てるかすら教えてくれる。今日家を出る前にこなしてきた家事のことも。聞いて聞いて!って充分すぎるくらい私生活をファンだけにこっそりと教えてくれて、美味しいものを食べたときは目を輝かせて美味しい!っていうきみ。自分の欲に従って、おなかすいたなー、今日なに食べようかなー、何がいいと思う?って素直に言うきみ。(可愛い)


ここから私ごとの話。摂食障害を患っていた過去がある。食事への恐怖心や憎悪感、痩せへの執着、普通の人が当たり前にしている「普通の食事」が一切できなくなっていた私にとって自担の自由奔放さはすべてが新鮮で温かかった。

朝ごはんに自分の好きなものを食べて文面でも分かるほどうきうきしている自担を見て、自ら決めた食のルールに苦しんでいた私はやっと普通の人間の感覚を少しずつ取り戻していけたような気がした。

救ってくれてありがとう。と言いたい。
きみのおかげでどん底からは少しは遠のいた気がする。
わたしにはきみが必要だ。
まだまだあの頃の後遺症はある。なんなら体は横に大きくなっただけで、心はやせ細っていた頃のままだ。正直苦しいときもあるし生きるのはしんどいよ。
けどきみが居るから生きてみるかと思える。そんな存在がこの世にいるといないじゃ雲泥の差だよね。

強くなりたい。と思った。
彼のファンを名乗る以上、人の悪口をひけらかす人間になりたくない。
SNSでの発言も気をつける。
いつだって自分の発言が自担につながってしまうことを意識する。
暗い顔はしない。口角は上げる。
彼に誇れるファンでありたい。

こんな平凡な一般人が何か言っても、変わらないかも。無力だけど。
ずっと味方だからね。きみのしあわせと心身の健康をいつだって願っているひとが、たくさんいるよ。ここにも1人いる。ずっといる。

SNSを開くたび荒れている。毎秒交わされる論争。心配は募っていくばかり。この先どうなるんだろう。そんな気持ちでいっぱい。

報道されている以上の問題も山積みな筈。苦しみは図り切れない。私が知らない裏で色んな事を考え話し合い、その中での最善を探して出来ることや与えられた仕事を今日も精一杯頑張っている。

ファンの前ではそんな裏側を微塵も感じさせず心配かけないようにいつもと変わらない姿を見せてくれる。今はしんどいなんて言ってられないし少しのことで落ち込んでられないな、きみが頑張っているから。ずっと応援させてね。無理はしないでね。今日も明日も明後日もわたしはきみがすきだよ。

心の整理。23.9.13

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