見出し画像

いいにおい

 この頃すこし思考が散漫ぎみで、noteにもなんだか集中できていません。きょうは、満月ですね。さそり座の満月は出血とかかわりがあるそうです。きのう、AmazonPrimeVideoで『Citadelシタデル』というドラマの視聴を開始したんですが、スパイもの、アクションもののドラマだから流血シーンがいっぱい出てきます(関係ないか)。

 集中する気力がないので、だらだらっと最近のことでも書いてみます。

*

 数日前に、夕飯のお誘いをいただきました。しごとが終って帰るだけの、日常といえば日常、さみしいといえばさみしい、そんなある時点にふいにお誘いを受けるというのはうれしいものです。

 行ったことのない店でカレーを食べることになりました(おいしかった)。

 この店の近所は、商店街やいちおうの複合商業施設(大層なものではない)、高層住宅をふくむ住宅地があって、ごちゃごちゃしています。
 写真の奥の、ガードレールの向こうには線路が走っていて、駅もある。

 駅、わかりますか? 私はこの駅を利用したことはありません。

 この日カレーを食べたこの店は、古いです。地元のカフェ特集などには必ず載っていて、おそらく70代後半とおもわれる店主夫妻が経営しています。いくらか種類のあるカレーと、とくにタンドリーチキンはGoogleのレビューで好評されているらしいです。
 看板に「工芸」の文字がおどっているのが見えますか? 民芸趣味がにじみでる店でした。

 平日の夕飯どき、ほかにお客もなく(なじみの人みたいなのは来てたけど)、食後のコーヒーまでゆっくり過ごせました。

*

 先日、おみやげといってお香をいただきました。福岡県八女市でつくられている、手づくりのものなんですって。
 このお香のとくべつなのは、水車の自然エネルギーを利用した手づくりであることと、材料が八女市に産する杉とタブの葉だけ、というところだそうです。
 余計な香料や着色料も使われず、だからいい香りがするというのです。

 お香に火をつけ、焚いてみると、上等のお堂の香りがしました。奈良や京都の大きなお寺さんの香りです。すごくいい香り。

お香立てがなかった

 お香立てがなくて、ホワイトセージのワンドに挟みました。敷いてある素焼きっぽいお皿は、香炉の皿だったとおもうんですが、炉の部分を失って皿だけになってしまいました。
 そういえばこの(もと)香炉も、いただきものでした(エリナさん元気かな)。

 ちょっと前に買いもので失敗して、ケミカルなルームフレグランスのにおいにめげたばかりだったので、この品の良い香りにはすごく気をよくしました。たくさんいただいて、あとはもう寝るばかりという夜に焚いています。

 このお香は杉の葉とタブの葉を、水車の力で粉にして、その粉をまぜて作られるそうなんですが、それからどうやったらこんなふうに線香の状態にするんでしょうか。ぎゅうって圧力をかけるんでしょうけれど、ここのお香づくりは機械が入らないそうなので、ふしぎです。

 写真がどうも気に入らないけれど、書くきもちが流れないうちにとおもって、載せています。

*

 頭のなかと同じく散漫な内容ですが、すべて私にとってはうれしい贈りものという点で共通した話題でした。

この記事が参加している募集

おいしいお店

サポートを頂戴しましたら、チョコレートか機材か旅の資金にさせていただきます。