ことしもたべました
1月の終りは姉が誕生日を迎えます。今年も彼女の好きなお菓子を買い求めて、渡すことにしました。当日はこのお菓子屋さんまで行けないので、前の日に購入して、仕事が終ってからのお届けです。
姉が好きなお菓子というのは、ガレット・デ・ロワです。
何しろ私の住む町(周辺含む)には、ガレット・デ・ロワを作るお菓子屋さんはほとんど見当たらないので、こちらのお店が頼りとなります。開店時刻に行って、無事に買うことができました。(ところでこれは公現祭のお菓子なので、キリスト教とかかわりの深いこの地で広まってもよさそうなものですよね)
姉に2カットと、余分にもう1カット買っておきました。母が食べるかもしれないし、好きじゃなかったら私が食べようとおもって。お店の方が、どこかにフェーヴが入っているかもしれないので、召し上がるときは気をつけてくださいね、と言いました。フェーヴというのは陶器の小さな人形で、これが当たった人は王様(王妃様)となり祝福を受けるとか、幸運だとか、そういうことがいわれています。
それで夕方届けに行ったのですけれど、姉はまだ仕事から帰っておらず、休みのはずの母ともすれ違ってしまいました。母に聞いて食べるといえば譲るつもりでしたが、母の好きそうな別のお菓子も買って入れておいたし、3つのうち1つは持ち帰ることにしました(つまりただ食べたかっただけ)。
3つあったうち、私が持ち帰ったのはいちばん手前のもので、特に吟味して選んだということはありません。お菓子は1ホールでなくカットで購入したし(6等分)、特に考えもせずに少しトースターであたため直して、(写真を撮って)食べ始めました。
食べながら、あれ、なんかあるみたい、とおもったら、それこそまさにフェーヴでした。おおお、フェーヴが当たった! …まあひとりなのでね、騒ぎませんでしたが、やはり驚きとうれしさを感じましたよ。姉に申し訳ないような気もちにもなりましたけれど、姉にも感謝ということで、ありがたくこの幸運を受け取りました。今年に入ってからは、なんだかうきうきするようなことが多いので、ほんとうにしあわせだなあとおもっています。この幸運に甘んじたりせずに、しっかり日々を積み重ねていきたいとおもっています。うん。
お菓子は、あたため直したことでパイ生地とアーモンドクリームとバターの香ばしさが際立って、とってもおいしかったです。
このところ自分の中にうず巻いているあれこればかり記事にしてきたので、今日は久しぶりにお菓子のことを書いてみました。
馬ってとてもキレイですよね
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