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2005年から2020年までのプロ野球12球団の成績を比較する(1)

プロ野球12球団と選手の直近15年間のシーズン成績を調査、比較してみようと思います。各種データは日本野球機構(NPB)の情報を参考にしています。(日本野球機構(NPB)web site :  https://npb.jp )

1.パ・リーグのリーグ戦順位の変遷

まずはパ・リーグの順位変遷です。CSの結果を踏まえたものではありません。上位常連チームはホークス、ファイターズ、ライオンズの顔ぶれになっていますが、ここ数年がファイターズが少し落ちて来ています。また、上位チーム間でもゲーム差が大きく開いた年度もありましたが、それでも上位を継続できているということはチームの基礎的な戦力が整備されていることだと思います。特に2010年以降のホークス、ライオンズの争いは良いライバル関係になっています。

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Aクラス(1位から3位としています)の割合を見ても上位チームと下位チームの差が明らかになっていることとホークスが頭一つ抜けています。バファローズも下位に沈むことが多いですが、周期的にはそろそろAクラスとなりそうな感じです。

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2.セ・リーグのリーグ戦順位の変遷

次にセ・リーグの順位変遷です。こちらもCSの結果を踏まえたものではありません。読売、タイガース、ドラゴンズの3チームが上位常連でしたが、2016年からカープが3連覇していることとドラゴンズが下位に沈んでいます。パ・リーグと比べて下位チームは連続して同順位になると言いますか、低迷期が長いような気がします。

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Aクラスの割合を見ると読売が一つ抜けているのとタイガースの奮闘が見て取れます。ベイスターズは2008年からの5年間が響いています。

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3.パ・リーグの各チーム打撃成績

次に打撃指標について、パ・リーグの各チームを年度別に比較、上位5チームを抽出してみます。ライオンズが目立ちますが、ホークスに次いでマリーンズの健闘も分かります。ファイターズは盗塁刺と犠打が多いことに特徴があります。イーグルスも最近では投打に選手強化を図っていますが、中期的にみると他上位チームに並ぶのはまだまだ時間がかかりそうです。

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4.パ・リーグの各チーム投手成績

次に投手指標についても同じように上位5チームを抽出してみます。ホークスが大部分を占めており、いかに力のある投手が揃っていたかが分かります。他チームにとってが脅威であったと思いますが、それをまさに打倒してきた2018年、2019年のライオンズの打撃力も凄かったです。

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最後に各指標の登場回数で順位付けをしてみました。打撃指標ではやはり2018年のライオンズは強かったことがわかります。そして、2005年のマリーンズは皆様もご存知の通り「334」です。投手指標ではホークスが圧倒しています。

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5.セ・リーグの各チーム打撃成績

セ・リーグの打撃指標も同じように見てみます。全体的に読売が目立っていますがリーグ戦での結果を考えても納得できます。三塁打、盗塁はカープが独占していることと犠打がカープとスワローズのみという部分が特徴的です。パ・リーグでもファイターズは盗塁、盗塁刺、犠打が多いですがチーム戦略によるものでしょう。

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6.セ・リーグの各チーム投手成績

次に投手指標ですが、読売とドラゴンズが検討しています。特にセーブ数、与四球、BB/9では岩瀬投手、浅尾投手らのドラゴンズ投手陣、奪三振で、K/9ではタイガース投手陣が凄かったことがわかります。

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セ・リーグの打撃指標は2018年のカープが読売を抑えて1位、登場回数でも読売とカープが1個差で1位と2位になっています。投手指標では2012年の読売とドラゴンズが並んでますが、登場回数ではドラゴンズは1位となっています。パ・リーグの投手指標でもライオンズがダントツで低かったですが、セ・リーグでもスワローズが低く、両チームの補強ポイントと思います。

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7.年度別順位が上位チームの個人成績

これまで2005年から2020年までの各チームの打撃指標、投手指標を年度毎に比較してきましたが、打撃指標と投手指標で上位3位までの年度チームで規定打席と規定投球回数の到達選手、セーブ、ホールド数上位投手の成績を参考までに載せておきます。10年以上前からプロの世界の第一線で戦い、現在も活躍し成績を残している選手がいますが、尊敬に値します。(ライオンズ・栗山巧、中村剛也、読売坂本勇人、ホークス和田毅の各選手)

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回は2005年から2020年までの各チームの成績を時系列、平均の観点で比較していきたいと思います。


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