見出し画像

ちいさなサボテン

恋人が興味本位で購入した種から育てるサボテン🌵
彼が箱に入れたまま放置していたので、
私が育てることにした。

早速、種を二粒ほど無くしたが気にしていない。
残りの三粒を付属の容器で育てた。
冬に育て始めたので、暖房の付いた暖かい部屋で水をあげながら、ギリギリ入る朝日を浴びせた。

気付けば、発芽していた。
植物を育てるうえで、一番嬉しい瞬間である。その後は見た目も大きさも特に変わらず、小さなサボテンがゆらゆらしているだけだった。

春に入ってから元気が無いので、栄養剤をかけてあげたらピンピンしていた。単純なヤツめ。
それでも、基本的には元気が無いから、そろそろ駄目なのかもしれないと思って定期的に様子を見ている。

実家で多肉植物を育てていた時は、伸び伸び育ってくれたんだけどな。日当たりの悪い角部屋では、環境が悪いのかもしれない。
私の愛情は、サボテンにすら伝わらない。
言葉にしないから伝わらないのだろう。
あのサボテンにも声をかけたら、少しでも生きてくれるだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?