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保護猫りんごちゃん🍎2歳で腎不全になる

りんごちゃん募金

突然ですが、保護猫のりんごちゃんが腎不全になりました。
猫の死因第一位の腎不全ですが、若いメス猫には珍しい病気になります。

治療費が手術と入院で、約70万円と高額になってしまい、金額がとても大きく、ここで痩せ我慢をして解決しても、これからの治療が厳しくなって、結果りんごちゃんの為にならないと思い、今回募金をつのることにしました。

現在、保護主が所属しているボランティア団体の寝屋川さくらねこの会(@neyagawa.sakuraneko) から募金をつのっています。
りんごちゃん専用Instagram(@neyagawa.sakuraneko.apple)で病状や日記など随時更新するので、よろしければ皆様フォローお願いします🙇‍♀️


🍎保護猫のりんごちゃんって?

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りんごちゃんは私がTNR(野良猫を増やさないため、去勢避妊を行い元の場所へ返すこと)活動をしている中で保護した猫ちゃんです。

出会いは去年の冬、仕掛けで捕まえて手術へ連れて行こうとしたのですが、自分からエサを欲しがって寄ってくる様子に「人馴れしている子なら譲渡に繋がるかもしれない」と思い、保護に至りました。

常に7匹ほど猫ちゃんを保護している家の中で、どの猫ちゃんへも威嚇することなく毛繕いをしてあげたり、子猫と遊んであげたり、また、保護主の枕元で毎晩寝るようなとっても母性的で甘えん坊な猫ちゃんでした。

今年春の譲渡会で京都の里親様とのご縁がやっと繋がり、トライアル開始となったのですが、先住猫ちゃんとの折り合いが合わず、我が家に帰ってくることになった矢先に、今回の病気が発覚しました。

病気の発覚

トライアル終了後、保護主の家へ帰る直前に、食欲がだんだんなくなっていき、最終的には尿が全く出なくなってしまっていました。
これはおかしいと里親さんがかかりつけ医に診察に行ったところ、腎不全で尿毒症が起こっている可能性が高いとの診断で、すぐ私へ電話してくださいました。
そこで獣医師から「放っておけば2,3日で死ぬ。延命することは出来るがおすすめしない。手術したら治るかもしれない。最低70万円ほどかかりますがどうしますか?」と問われ、正直、すぐには判断出来ませんでした。
ですが、命はお金に代えられるはずがないと決断し、緊急入院と検査、手術をすることにしました。

そもそも腎不全とは

腎不全には急性腎不全と慢性腎不全がありますが、りんごちゃんは”おそらく”慢性腎不全ということでお話しさせて頂きます。
そもそも慢性腎不全とは、以下のように定義されています。

慢性腎臓病は「3ヶ月以上持続する、片側または両側の腎臓の構造的・機能的異常」と定義されています。言い換えると、「治らないダメージを受け続けて、腎臓の機能が低下した状態」でもあります。
※引用元『猫との暮らし大百科

腎臓病は原因が多岐にわたるとされていおり、原因不明なのも珍しくありませんが、老猫になってから発症する場合がほとんどです。
ですが、りんごちゃんの場合、2歳の若い猫であるにも関わらず、尿管(腎臓と膀胱の間の管)が何らかの影響で狭くなり、尿が膀胱から出ることができず、尿毒症を起こし、一時は命に関わる状態になっていました。
(画像の矢印部分が尿管です)

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また、尿が出ないことで腎臓にダメージが蓄積され、腎機能の低下に繋がりました。若い猫でも、雄の場合は尿管または尿道に結石が溜まりやすく、同じような症状になる場合があります。

りんごちゃんが受けた手術と治療

二次診療を行なっている動物病院で、
CT検査と血液検査をしてもらいました。
その後、手術が可能になるまで腎臓に直接カテーテルを挿して、尿毒症を改善しながら、血液検査を行い、入院してから1週間ほどで手術に至りました。

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(約2週間入院したりんごちゃんの様子。だいぶ怯えています。)

手術は狭くなった尿管を切って、パイプを使って尿管と膀胱を繋ぎ合わせるものでした。手術は無事成功し、ちゃんと尿管が通っているかや血液検査のため1週間入院しました。

手術の結果と今後の治療

新しく尿管を繋ぎ合わせる手術を行いましたが、右の尿管と腎臓の調子は良好でしたが、左側の腎臓は尿を作る量が少なく、また尿管の排出運動も活発ではないことがわかりました。
理論的には片方の腎臓だけでも十分生きていけるとされていますが、
入院時のクレアチン濃度は9.91とかなり悪い状態で、退院時には2.29まで下がっていましたが、今後改善傾向に向かうのか、また悪化してしまうのかは経過観察していく段階です。ちなみに腎臓病が発見されるのは大体ステージ4の末期の場合が多く腎機能の約75%以上が失われた状態だそうです。
今後は、おそらく、慢性腎臓病と同じような治療方針でやっていきます。
療法食をやって、しっかり水分補給をしてもらい、週2,3回の皮下点滴と診察を大阪の病院で行う形です。

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りんごちゃんに限らず、早期発見・早期治療で猫ちゃんの健康寿命を伸ばしてあげるのが大切なのだと調べていくうちにわかりました。
ぜひこれを読んでいる愛猫家の方にも気をつけていただけたらと思うので、おすすめの本のリンクを貼っておきます(※案件ではありません)
『猫の腎臓病がわかる本』   宮川 優一 https://www.amazon.co.jp/dp/478954835X/ref=cm_sw_r_tw_dp_JTV015Y4QV7H1V0Y8RKT

募金について

保護した猫の責は保護主にあります。
食費・医療費その他猫にかかる費用は保護主が払うべきですし、それができないのなら命を預かる資格は無いと思います。
それが出来ないのに、可哀想だからと猫をキャパ以上に保護するボランティアと、多頭飼育崩壊とは同じようなもので、善意だろうが虐待と変わりありません。
募金をつのるのは責任放棄であり、保護主の資格など無いのではないかというご意見も真っ当だと思います。

ですが、一度助けた命をどうしても手放す気にはなれませんでした。
どうしても、生きて欲しいと思いました。
保護主が無理をすれば解決するかもしれませんが、りんごちゃんや、今保護している猫ちゃんにもそれを強いる結果になるかもしれないと思うと、道理でなくても、格好が悪くても、なんでもいいと思いました。

勝手なお願いだとは重々承知していますが、
少しでも共感やご理解してくださった方がいらっしゃれば、
募金・シェア・いいね・コメントお待ちしております。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

現在、保護主が所属しているボランティア団体の寝屋川さくらねこの会(@neyagawa.sakuraneko) から募金をつのっています。
りんごちゃん専用Instagram(@neyagawa.sakuraneko.apple)で病状や日記など随時更新するので、よろしければフォローお願いします🙇‍♀️

サポートは全て保護活動に充てさせて頂きます。