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独自ドメインのnoteで公式ブログとして発信する選択肢

さて今回は、「独自ドメインのnoteを公式ブログとして発信する選択肢」というタイトルで執筆させていただきます。是非最後まで読んでいただけると幸いです。


noteを企業やサービスの公式ブログとして運用する

誰でも気軽に記事を書いて発信できるサービス「note」 。「note」を運用している株式会社noteの大元である株式会社ピースオブケイクを初め、「企業やサービスなどの公式ブログ」としても活用している例が見られるようになりました。

そんな時だからこそ、「note」を公式ブログとして発信し、活用することについてお伝えしてみます。

noteは独自ドメインで運用もできる

「note」ではアカウントを作成した場合、基本的に

https://note.com/{アカウント名}

と言うURLが発行され、そのドメインで寄稿した記事を発信していくことになります。個人的な発信や、公式だとしても年に数回程度の発信であれば、アカウント名を企業のものにしておく程度で事足りるのではと思います。

ただ、何らかの理由(他社サービスとの連携、会社の規模感的要因など)によって、どうしても「独自ドメイン」にしておきたい、という場合には、「note pro」を契約することで、独自ドメインでの運用が可能になる仕組みになっている。

ただし、月額5万円〜という金額面の懸念もあるため、よほどのことでないと利用に踏み切るのは難しいかもしれない。また、独自ドメインで運用したとしても、公開した記事はnoteサービス上で展開されるため、noteがサービスを停止してしまった場合は影響を受けてしまうというデメリットもあったりする。

noteを公式ブログとして活用している例

ではここからは、実際に独自ドメインを利用してnoteを公式ブログとして活用している例についていくつかピックしてみる。

1. ミスid公式

1つめの例として、「ミスid公式」をピックしてみた。サイトにアクセスしてみるとわかる通り、ドメインが「note.miss-id.jp」となっているかと思う。miss-id.jpのサブドメインを、note用のドメインとして切り出し、独自ドメインとして運用されている。

企業やサービスの公式ブログとしてnote上で独自ドメインを利用する場合は、アカウントの隣にTwitterのように公式のアイコンを表示でき、ページ左上のロゴも好きなものに変更することができる。

もちろん記事を読むときのページやUI/UXに関しては、「note」の機能をそのまま引き継いでいるため、元々「note」を利用していた方からするととてもシームレスに移行ができる環境になっている。

2. 日経さんとnoteのコラボ企画 日経COMEMO

こちらは、日経さんとnote公式がコラボした企画の「COMEMO」公式です。
先ほどと同様、こちらも「comemo.nikkei.com」という独自ドメインで運用されていて、ロゴも挿し替わっているのがわかると思います。

すでに14,000本を超える記事が投稿されており、そこらへんのメディアよりも圧倒的な情報量を誇るメディアとなっていることがわかります。また、「note」の機能を引き継いでいるため、「ビジネス」「テクノロジー」「カルチャー」などカテゴリごとに別れた構造が非常にわかりやすく、一種のWebマガジンのような見せ方も可能にしてくれているのが大きな特徴です。

3. 国内初のクラウドファンディングサービス「READYFOR」

先日当サイトでもご紹介した、国内初のクラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」もnoteを公式ブログとして利用しています。ドメインは「blog.readyfor.jp」が割り当てられていて、社内からのメッセージなども、こちらを通して公開されています。

noteを使うメリット

冒頭でお伝えした通り、「note」を独自ドメインで利用し、公式アカウントとして運営するには、「note pro」を月5万円〜で契約する必要が有ります。

それでも上記で例に挙げたように、noteというプラットフォーム上で独自ドメインを使い公式の発信を行っている企業やサービスが出ていているのにはそれなりの理由があります。

その理由はやはり「note」で展開されている機能をそのまま引き継げるという点。まとめると以下のようなものです。

1. noteのプラットフォーム上で掲載されること
2. フォロー/フォロワーの機能があること
3. 有料記事を手軽に販売できること
4. 単純にnoteの体裁がとても読みやすいこと

1つ目の「noteのプラットフォーム上で掲載されること」とは、公開した記事がnoteというプラットフォーム上に置かれるということです。これにより、例え認知が低いアカウントだとしても、公式からのおすすめやハッシュタグ検索に引っ掛かり、多くのユーザーにリーチできるようになりますnoteはログインして利用するプラットフォームですが、閲覧する側はログインする必要なく記事を読むことができるので、通常のGoogleやYahoo!のオーガニックサーチにもヒットするという点も大きなメリットです。

2つ目の「フォロー/フォロワーの機能があること」とは、noteを利用することで一種のSNS的な役割としても機能することを意味しています。noteのユーザーは気に入ったアカウントをフォローでき、フォローしたアカウントが投稿した記事などは自身のタイムライン上に流れます。従来のブログであれば、メルマガや別のSNSアカウントを通して記事の更新をお知らせしていたのに対し、noteというプラットフォームを利用することでダイレクトにファンに通知を届けることができます。

3つ目は「有料記事を手軽に販売できること」です。これは「note」の一般ユーザーも利用できる昨日の一つで、価値のある情報などを有料として販売することができる機能が備わっています。この機能を、wordpressなどを使って独自に実装しようと思うと、決済回りも絡んでくるため少々厄介です。noteというプラットフォームを利用しているからこそ生まれる価値の一つと言えます。

4つ目は「単純にnoteの体裁がとても読みやすいこと」を挙げました。あくまでこちらは主観ですが、noteの記事のフォーマットはとても読みやすいように丁寧に作られている印象があります。フォント・文字色・文字サイズ・行間・見出し・引用・外部/内部リンク、どれをとっても、読む側に負担が少ないような設計になっていることがよくわかります。文章を読むときに、行間はとても大事な概念で、デザインの世界でも読ませる本文などは、文字サイズに対して倍の行間を指定することがしばしばあり、noteをPCで表示した場合、文字サイズ→16px/行間→32pxで指定されていました。16pxという文字サイズは、一般的にPCでもスマートフォンでも読みやすいサイズとして推奨されている場合が多くある点からも、文字サイズが妥当に設計されていることがわかるかと思います。

note上で独自ドメインのブログを運用するという選択肢

個人的にこの選択肢は、月額5万円支払ったとしても選択するメリットがあると思います。もちろん個人ブログの場合は少し相性がよくないかもしれませんが、企業アカウントとしての利用であれば、上記で挙げた点を考慮すれば、十分元が取れる可能性を秘めています。

近年もnote上の公開記事数は順調に伸びており、利用者も増加傾向にあることも追い風になるのではないでしょうか。もし企業アカウント公式として、発信という活動をする検討をしているの方は、noteというプラットフォームを選択肢の一つとして用意してみてはいかがでしょうか。

【運営会社】 合同会社meno
https://www.meno-inc.com/

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