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仕事の向き合い方

よくもまぁ次から次へとタスクが増えていく毎日を生き抜いているなと我ながら感心をするが、その何十~百倍もの質・量共に重いタスクをさばききらなければいけない経営幹部や高年収サラリーマンは世の中ごろごろいるわけで、日々のたかがタスクこなしのちっぽけな達成感に浸ってはいられぬと思う。
そもそも“タスクこなし”ととらえているところがなんとなく間違った感覚だなと思いながらも、待ってはくれぬ数々のオンラインMtg, テトリスの様に隙間なくしきつめられるOutlookスケジュールをなんとか“こなしながら”生きているのが現実。
オンラインMtg中心になると、いわゆるBack to Backというのが恒常化し、いつも次のMtgに数分遅れる、バイオブレイクの時間がない、、 は日常茶飯事。
これは生き抜かなければいけない現実としてちょっと引いてみて、なぜこんな日々を過ごしているのか少し考えてみたいと思い。
ちなみにこなす事(一旦これを淡々とやりきると言い換えると)これを1秒でも早く結果に最短距離でやることはとても重要で、極めて合理的に冷徹に時間の浪費は死を意味するくらいの感覚で、人の10倍の生産性で2倍働いて初めて高年収ゾーンに生きる住人になれそうな気はするので、こなすゲームの勝者になる事は否定しない。

成長→感謝→評価

誰かの役に立てば、福沢翁が印刷された原価24円/枚の茶色い紙が集まり、役に立ったその行為の希少性が高い方に、より多くその茶色い紙が集まる、これが一応のゲームルール。
ではまず、何がどうなるとクライアントは喜んでくれるのか、気持ちよくなるのか、結果感謝してくれるのか、期待をまず明確にすることに心血注ぐ。
期待値を測る事ができたとしても、役に立つためには必要な便益を供する事ができるだけの力がなけれなならない。そのために学びリーダーシップを発揮し、成長しなければいけない。自分がどんな知識を身につけ人とのつながりを作るとクライアントに出せるアウトプットの質が高まり感謝されるのか。また、全ての役務や商品を自らひとりで提供するわけではなく、あらゆる人の専門性、知恵を借りてクライアントの感謝総量を増やすことが必要でもあるので、自分が人から協力したいと思われる熱量と知識があるのか。今は未熟でも昨日と今日で自分はアップデートされているか。学ぼうとしているか。人を引き付ける磁力のような、それを一旦徳と言い換えるならば、そういうものが必要。
最後に、感謝=売上の総量さえ増やせば(正しいリーダー、マネジメントがいればという前置きは必要だが)評価つまり結果伴う報酬は勝手についてくる、くらいの気持ちでやる。成長→感謝→評価≒徳→売上→報酬、これが自分の中で意味化できていると無理なくやるべきことが決まってくる。

重要性と緊急性

よくある2×2のやつ。テトリスの勝者になるためにぐちゃぐちゃを整理する時に使う。
①大切だが急がない:
1か月後の戦略発表、3か月後のイベントプレゼン、5年後の収入、10年後の健康.. 今日やらなくても死なないけど後効いてくる今日のTODO
②大切でかつ急ぐ:
今週中に終わらせなければいけない評価シート、リソース要求、来週の重要なMtgの準備
③大切ではないが急ぐ:
マンダトリーな研修、経費精算(月次で締まっちゃう)、何かの申請事務処理系(年末調整)
④大切でもなく急ぎもしない:
ただの雑談、飛び込み相談

昇順で自分の脳リソースを使わなければいけない。
重要で急ぎなら②がファーストプライリティになりそうだが、まずは自分が最もリソースをさくべき①にゆとりを持って取り組めるよう、全体のタスク優先度を設計する事が大事とされているらしいが、まさにその通りだと思う。
① にもちうる脳リソースを投入し最大最良のアウトプットをするために、②と③を徹底的に殺しきる。具体的には、他人にふれるものはふる、やらなくてよいものはやらない、やるとしても一気にやる、ちまちまやらない、経費精算は経費精算Dayくらいの専属日を作ってやるとか、やるにしても最大1時間で必ず終わらせる、終わらせる方法を考え、障壁があればとりのぞく(のぞいてもらう)。おそらくここで前述の冷徹合理的にやりきる習慣が活きてくる。
ポイントは④を殺しきらない。①はいわばメインディッシュ、④は味変用の調味料的な扱いとして有効活用し捨てきらない。一時冷徹に調味料をどんどん捨てていった時期があり、どうも①の充足感がない、スタックする感覚があり、やはり食材と共に豊かな調味料も必要かと。④はいわばボランティアワーク的な事もある。それも因果応報めぐりめぐって①のために必要なナレッジや人をつないでくれたりすることもあるので、①に全集中だけしていると気づかない事が④から齎される事もしばしば。
とはいえ自分が惰性人間である事もちゃんと理解しているので、ぐだぐだと5分の雑談が60分にならぬよう、目分量でほどよくちりばめられるよう。
無論何が”大切”なのかその定義不明瞭だと、①~④は決まらない。ただこれは基へ戻って、成長(徳)→感謝(売上)→評価(報酬)ここを明確にしておけば芋づる式に決まる。

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