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人を見極める方法 【エニアグラム】





誰しも会った人ががどんな人なのか、

知りたい場面があると思います。

過去に騙された経験がある人や、

人間関係でトラブルになったことがある人など、

出会った相手をもっと先に知っていれば、

トラブルにならずスムーズに人間関係が築けていた、

という経験は誰しもあると思います。

今回は、

人を見極める方法として、

エニアグラムを紹介し、

それをどのように当てはめるのか、

どのように使うのか、ということをベースに、

説明していきたいと思います。


エニアグラム


まずは、エニアグラムとはなんなのか。

エニアグラムとは、

主に、現在は性格診断として使われています。

特にビジネス、コーチング、カウンセリング、教育などで使われたりします。

エニアグラムという言葉は、

ギリシャ語で、「9の図」

という意味で、

性格診断では、

基本的な9つのタイプに分け、

それぞれの性格の特徴や、

得意な分野、

囚われている部分などを表すことができます。

エニア”グラム”という名前の通り、

図を使って、9つに分けています。

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ざっくり、上の図のタイプごとの性格を表すと、

タイプ1:改革する人
タイプ2:助ける人
タイプ3:達成する人
タイプ4:個性を求める人
タイプ5:調べる人
タイプ6:信頼を求める人
タイプ7:熱中する人
タイプ8:挑戦する人
タイプ9:平和を好む人

という感じです。

このように、

人の性格を9つに分けています。

その基本的な9つのタイプから、

さらに、両サイドの数字どちらかに分かれます。

例えば、

性格診断で「2」

のタイプに診断された場合、

さらに「1」もしくは、「3」

をサブタイプとして、診断します。

サブのタイプまで分けた場合は、

全部で18タイプに分かれます。

その18タイプについては、

サイドウィング エニアグラムで調べると、

それぞれのタイプの説明が出てきます。

ざっくりエニアグラムを説明するとこんな感じです。

それぞれのタイプの解説は、

ネット上にたくさんあるので、ここでは割愛します。


診断方法


ここで少し、現在のエニアグラムの問題点をあげたいと思います。

元々エニアグラムとは、

グルジェフという神秘家が発見した幾何学的な図でした。

その幾何学模様は、この世を表す幾何学として、

当時、神聖視されていました。

それから時がたち、

20世紀の神秘家オスカー・イチャーソと

精神科医であるクラウディオ・ナラニョによって、

性格診断ツールとして発展しました。

エニアグラムは人のタイプを表すツールとして優れていますが、

現在使われている診断方法には、

少し問題があります。

その問題とは、

本来、この世のいろいろな要素を表すのに、

幾何学という図形が使われているのに対し、

現代の”言葉”というツールに変換した時に、

若干のズレや言葉では説明不可能な部分があるからです。

”雰囲気”を言葉で表すことが難しいのと同じです。

つまり、

性格診断としてエニアグラムを使った場合、

その診断方法やタイプの説明は、

どうしても正確さに欠けてしまいます。

タイプの説明はまだ良いですが、

診断する時の質問や回答には、

ズレが生じます。

エニアグラムに限らず、

誰しも一度は、質問形式の性格診断をしたことがあると思いますが、

例えば、

その日の気分で、答えが変わってしまったり、

本来の自分を見いだせていない場合は、偽りの自分として答えてしまったりと、

それらの診断方法では、

本来の結果からズレてしまう可能性が高いです。

では、どのように診断するのが良いのか。

まずは、正確なタイプ分けをするには、記事や本で説明されている

全タイプの性格の特徴や要素を理解する必要があります。


全タイプの説明を理解する


全タイプの要素を読み込む時は、

1つの情報元ではなく、

様々な情報を見て、

それぞれのタイプの”雰囲気”をつかむことが重要です。

その雰囲気を理解していくことで、

なぜ、その幾何学が過去に重要視されていたのかが分かってくるのに合わせて、

自分の性格だけでなく、

自分の周りの人の性格も感覚的に見えてきます。

つまり、

質問形式でエニアグラム診断をするのではなく、

それぞれのタイプを感覚的に理解することで、

直感的にタイプ分けすることができます。


それぞれの囚われから見る


エニアグラムのそれぞれのタイプを理解していく中で、

人を見極める、

あるいは、自分の性格を見極めるのに重要なことは、

それぞれのタイプの”囚われ”を理解していくことです。

エニアグラムの囚われとは、

主に思考や感情や本能からくる、

ネガティブな”個性”の部分です。

現在では絶版になってしまった

ドン・リチャード氏による、

エニアグラム性格診断の初期の頃に書かれた本があり、

そこに詳しく書かれています。

そもそも、

タイプごとの優劣はなく、

その本では、

それぞれのタイプの中に、

優劣が存在します。

その優劣が囚われのレベルです。

囚われていれば囚われているほど、

”そのタイプの中”で、

低いレベルとなり、問題が多くあることを意味します。

例えば、

タイプ「4」であれば、

一番囚われていて、低いレベルの人は、

妬み、嫉妬、恥から自殺を考えてしまうのに対し、

4タイプの中で高いレベルの人は、

高い霊性をもち、クリエイティブ力が高く、

主に芸術的な分野で活躍する、

といったように、

同じタイプの中にも上下のレベルが存在します。

つまり、

それぞれのタイプごとに、

どのような囚われがあるのか、

その囚われのレベルはどれぐらいか、

ということをベースに見ていくことで、

エニアグラムの正確さ、

それから、実用度の高さ、

が分かり、

人の動きや思考などが、

手に取るように分かってきます。

エニアグラムだけでなく、たいていの性格診断では、

結果を見た時に、

タイプごとの得意なことやそれに合った職業など、

どうしても、悪い要素には目を向けないように見てしまいますが、

人を観察し、見極めるには、

この”囚われ”を理解することが重要です。


良好な人間関係を築き自分を変える


今回の記事では、

「他者を見極める」

というテーマですが、

もちろん、自分を理解するのにも役立ちます。

先ほど説明した”囚われ”を理解することによって、

自分の改善すべき点もすぐに見つけることができます。

エニアグラムの概念が頭の中にあるだけで、

自他ともに、人の行動パターン、思考パターンなどを

直感的に理解し、

自分と他者の関係をより良いものにしていくことができます。

一生寄り添うかもしれないパートナーや、

仕事をともにこなす仲間、

楽しく遊ぶ仲間など、

お互いにとって、良好な関係を築くために、

エニアグラムの”雰囲気”を理解していくことは、

かなり有効な手段であると思います。

そうすることで、

洞察力が上がり、

効率的でスムーズで満足度の高い人間関係を築いていけるかもしれません。



ここまでお読みいただきありがとうございました。

エニアグラムについての細かいタイプごとの説明や

幾何学的な方面の説明は、

調べると多くの資料が出てくるため、

そちらの説明は省きました。

もし、そちらが気になるという方は、

本やネットで調べるか、

コメント、メッセージで質問していただければお答えします。

今回もほんとうにありがとうございました!


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