幼馴染との差

何だか久しぶりに文字を綴る気がする。BGMは、いよわさんの「たぶん終わり」のKAITO cover。こいつKAITOばっか聞いてんなって思われてるなこれ。KAITO好きなんだよね、めっちゃ。まあ、それは置いておいて。

最近の私が外に出る用事と言えば専ら「幼馴染の家の犬の散歩」。幼馴染の母親と、私と、時々妹と犬2匹。しかし今日は、そこに1人追加。それが、幼馴染の存在。会うのは、数ヶ月ぶりだった。それよりも前だと、もう、何年もあってなかった。

彼女とは者心着く前から友達で、幼稚園も小学校も同じだった。彼女が大好きだった。親友だったし、何度も遊んだし、互いの家を行き来した。
中学校は、彼女は中高一貫校の女子校に行った。私とは、違うところ。寂しかったし、私は部活が忙しくて遊ぶ機会も無かったけれど、誕生日はメッセージを送りあったりした。そんな日々が、中、高、と6年間。そして今彼女は大学生。立派な女子大生だ。サークルにも入って、バイトもして、充実している。それは日々彼女のInstagramのストーリーなどで伺えた。これは私の悪いところなのだが、本当に私は悪癖が酷く、彼女のストーリーに映る知らない女の子を嫌った。誰なんだそれは。私の方が、彼女を知っているのに。お前には何がわかる?と。しかし、それはあくまで小学六年生までの話。そこから今現在の彼女を、私は知らない。さほどマウントも取れないだろうに。だが、私はどうしても嫌だった。彼女の隣は、私が良かった。友達、親友に抱く感情にしては余りにも歪で、しかし恋愛感情なのかと聞かれるとそれも困ってしまう。そもそも、立場が全く違う私が彼女にそんな感情を抱いていいはずが無かった。大学生でもなく、専門学生でもなく、職にすらつけていない私には何も出来ない。

そんな彼女と、犬の散歩を介して1時間強喋った今日。この会わなかった6年間を埋めるように、色んな話をした。負けないように。この1時間で全部知ってやろう、と。彼女は私よりずっと背が伸びていたし、髪も染めて、巻いていたし、メイクもしていた。私とは全く違う。でも、6年前の彼女と同じで、安心した。彼女は彼女だ。どう足掻こうとそれは変わらない。ついでに遊ぶ約束も取り付けた。また、会う理由が出来た。それを嬉しく思いながら帰路に着いた。

家に着いた途端、日が沈む速度よりずっと早く私の感情も沈んでいった。またこの感覚だ。人と会った後にしかならない、嫌な感覚。詳しくは、下記の記事を見てほしい。

要は、そういうことだ。今、私は空いた窓から吹き込む夜風に身を震わせ布団を被りながら、これを書いている。どうしようもない希死念慮に襲われて。本当に嫌になる。いつもそうだ。理由が分からないのが一番嫌だった。理由が分かれば、その根本を消せば良い。だが、分からない。分からなければ、どうしようもない。希死念慮は消えない。今日は眠りたくない。きっと、今夜はこの希死念慮を抱えながら、彼女のInstagramを眺め、投稿が更新されないか、又は己の投稿にハートの一つや二つを残してくれていないかを確認するのだろう。


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