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人生を生きる決断のためにアドラーが残したメッセージ20選を徹底考察

最近ではアドラー心理学というものが流行しています。大ヒットした「嫌われる勇気」は数々のメディアでも多数取り上げられています。

これは日本だけではなく韓国でもアドラー心理学はブームを巻き起こしています。

なぜこのような空前のブームを巻き起こしているのかを説明するためにはアドラー心理学とはどのようなものなのかを説明する必要があります。

アドラー心理学の特徴、それは「自己決定性」です。自己決定性とは「どんな状況だったとしても自分の道は自分で決めることができる」ということです。

人は何かしらの悩みを持っています。最近のニュースを見て自分には明るい未来はないと思い込んでいる人もいるでしょう。

しかしうまくいかない理由を環境や過去のせいにしていては人は変わることはできず、問題はいつまで経っても解決することができません。

環境、過去、トラウマを受け止め問題を解決することが真の成長であり、最も大切なことなのです。

最近では新型コロナウイルスの流行という想定外の出来事により、先行きが見えず不安に思っている人も多いでしょう。

そんな時代だからこそ、自己決定性によって「なりたい自分になる方法」を説くアドラー心理学が支持されているのです。

今回はそんなアドラーが人生を生きる決断のために残した名言を20選紹介していこうと思うのでよろしくお願いします。

いかなる経験もそれ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない

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過去にイジメを受けていた、虐待されていた、家が貧乏だった。これらは人生の失敗の理由として取り上げられることがよくあります。

これは起きた出来事が原因として自分の人生を決めているという考えから来ています。

しかし家が貧乏でも、イジメを受けていたとしても、成功する人はいます。

この違いはなんなのか?それは解釈の違いです。

自分の身に起きた出来事を良かったものとして捉えるのか、悪かったものとして捉えるのか、その解釈の違いが今後の人生の違いなのです。

正しいかどうかは問題ではない。人生をさらに前に進めるかどうか。これが問題なのだ。

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よく「世の中は間違っている」「あいつの言ってることはおかしい」などと言って前に進まない自分を肯定して甘やかしている人がいます。

本当にそれで自分を納得させ、成長をストップさせることは正しいことなのでしょうか。

アドラーは潔癖症の男性に自分が潔癖症であることは生きる上で必要なことかどうかを問いました。

実はその男性は菌の有無ではなく潔癖症という言い訳を使って目を背けることが大切だったのです。

果たしてその決断が自分にとってプラスなのかマイナスなのかを一度立ち止まって考えてみましょう。

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