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自分はスポーツが苦手だと思い込んでいる陰キャにブラジリアン柔術を劇押しする理由

世間はオリンピックムード一色ですね。
そんな中、先日会社で僕が敬愛するバッハさん(体重130キロ越え、食べること大好き)がこのようなことをおっしゃられていました。

「スポーツなんて見ててもツマランよな。自分の体につらい思いさせて、あんなん何が楽しいんだろう(お菓子ポリポリ…)」

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ぼくはそんな上司を横目に「そっすねハハハ…」と乾いた笑い声をあげるしかできなかったのですが、実際僕の上司に限らず「体を動かすことや運動ってただ苦痛なだけじゃないの?」と考えている方は多いはず。

その考えは余りにももったいないです!

とは言えかつての僕もそうでした。体育の時間は吐き気がするほど嫌いで、跳び箱、鉄棒の授業の日はいつも居残り。

エアコンの効いた涼しい部屋でアニメ見て艦これしてダラダラ寝ている方がよっぽどいいやと思っていた人間です。

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運動ザコ、まんまるデブで自分のことに自信がななかった僕が格闘技を初めて人生が変わった体験を、読んでくださっている方に共有したいと思います。

僕はスポーツ=コミュ力がある陽キャがやるもの。運動神経が生まれつき優れた神に選ばれた人間だけが活躍できるものと思い込んでいる方々に一石を投じたい。

最後まで読んでいただけるとブラジリアン柔術って面白そう!自分でもできるかもしれないと思って興味をもっていただけるととっても嬉しいです。

そもそもブラジリアン柔術ってなんだ?

そもそも皆さんはブラジリアン柔術という格闘技をご存じでしょうか。

ちょっと格闘技にお詳しい方は「グレイシー柔術」とか聞くとピンとくるかもしれません。

自分なりにどんな格闘技か簡単に説明しますと、日本の伝統的な柔道がはるか彼方のブラジルの地で独自の発展を遂げた格闘技で、柔道との最大の違いはほぼ「寝技」の攻防が重点的に繰り広げられること。
多彩な締め技や関節技があり、ルールは単純明快で相手を「参った」させれば勝ちです。(もちろん制限時間やポイントなど細かいルールはありますが今回は割愛)

この柔術なる無名の謎スポーツ、最近日本で急速に競技人口を伸ばしているのです。それはなぜか。

(↓柔術の雰囲気を感じていただくための動画。RIZINで行われた柔術のエキシビジョンの様子)


【柔術の素晴らしい点その1】身体に負荷が少ない安全、安心な格闘技

「格闘技ってなんか聞くからにイタそうだし、けがが怖い。練習とかもハードそうだし自分じゃついていけないだろうな…」そう思われる方は結構多いと思います。

でもブラジリアン柔術にケガの心配はありません!

確かに関節技は痛みはありますし、首に締め技を食らったら苦しいけれどその時はすぐにタップ(まいりましたの意思表示)をすればよいのです。技を解いてもらえば痛くもなんともありません。

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たまにスパーリング(試合形式の実戦練習)が白熱して、技をかけられてもガマンしてしまい、結果けがをするといったケースも見受けられますが、それはガチ勢に限った話。

ゆったりとしたライトな感じのスパーリングを楽しみたい方は相手方に「ライトスパーでお願いします!」と宣言してしまえば、相手方も合わせてくれるはず。まず怪我をすることはありません。

柔術は老若男女問わず誰もが安心して楽しめる格闘技です。僕の通っているジムでは下は5歳の女の子から、上は65歳のおじいちゃんまでみんな柔術を楽しみながらプレイしています。

(中には97歳で柔術を楽しまれているツワモノも。素敵!)

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柔術の楽しみ方は人それぞれ。試合で勝ちたいからガンガン練習したい!というアスリート気質の方もいれば、運動不足解消のためとダイエット目的でいらしている方、僕みたいに技を覚えて使えるようになるプロセスが楽しいから繰り返し練習する方など様々です。

自分に合わせていろんな楽しみ方ができる柔術、魅力的に思えてきませんか?

【柔術の素晴らしい点その2】とにかく雰囲気がゆるい

「格闘技の練習って体育会な感じがしてちょっとコワいな…練習中に先生に怒鳴られたり行儀作法が固くて緊張する環境は嫌だな…」

そう思われる方も少なくないと思います。僕も入門した当初はかなり緊張して練習に臨んでいました。

(↓こんなことになるのかなぁと勝手に想像してました(( ;゚Д゚))ブルブル)

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ですが入門してすぐその心配は杞憂に終わりました。

とにかく雰囲気が緩いのです!

例えば先生が技の解説を行う際、生徒の皆さんは輪になって聞くことが多いですがリラックスした体勢で先生の話を聞くことができます。

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空手みたいに「もっと声を出さんかー!」みたいな軍隊チックなことは一切ありません。(むしろ柔術のジムで雰囲気厳しめのところがあれば興味あるんで逆に教えてほしい)

クラスの時間に遅れてやってきても何も問題ありません。先生に「すみません入りまーす」と一声かければおk。遅れて参加するのが当たり前の方もいらっしゃるくらいです。忙しい社会人や時間が合わない方にとってはうれしいですね。

殺伐とした雰囲気とは真逆で、皆さん和気あいあいとした雰囲気で技の練習を行ったり、スパーリングを楽しまれています。

(ただ当然のことですがジムのルールに従わなかったり、クラス中にスマホをいじるなどの行為は流石に先生から注意されます)

ちなみに僕は一時期合気道をやっていましたが、礼儀作法や理不尽な決まり事が多く3か月ほどでやめてしまいました。

柔術の緩さを一度知ってしまえば、ほかの格闘技に移るのはなかなか難しいです…

【柔術の素晴らしい点その3】運動神経が悪くても強くなれる!

これはマジです。なぜなら柔術は「練習量が強さを左右する格闘技」だから。基本的に運動神経は強さと関係ありません。

ボクシングなどはある程度生まれつき持った反射神経などによって左右されますが、柔術は練習すればするほど強くなれます。

僕は跳び箱も飛べない、逆上がりができない、三点倒立ができないほどの大の運動オンチで、始めた当初は関節技も全く成功せずうまくいかない日々が続きましたが、YouTubeで動画を見て研究したり、人に自分の技のどこがダメだったのか教えてもらったりしていました。無意識にPDCAを回していったのですね。

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ある日、上級者に対していままで何度も失敗してきた三角絞めという技が「シュバッ」っとキレイに決まりました。

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その時の喜びと言ったら…もう言葉に表せないくらい嬉しかったです。こうして小さな成功体験を積んでいくことで自分に自信が持てるようになり、気づけば柔術にドはまりしていました。

柔術は「自分の体を使ったチェス」と表現されるほど奥が深い競技です。

何か一つのことにのめりこんだり、徹底的に納得がいくまで続けるオタク気質な方は絶対に強くなれると約束します。

【柔術の素晴らしい点その4】筋肉という最強の鎧が身に付き、自分に自信がつく

「技がうまくいくプロセスが楽しい→もっとうまくなりたいと思い練習に行く回数が増える」というプロセスがうまく回り始めると、だらしない自分のお腹のぜい肉はそぎ落とされ、筋肉がついてきます。

自分は「腹筋が割れるのはおそらく来世になるだろう」と諦めていましたが、柔術を通じていつの間にか腹筋が割れていました。

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よくTwitterなどで筋トレをやたらと進めてくる人がいますが、筋肉は身に着けて損はないです。いや、日本男児は皆身に着けてください。

筋肉という最強の鎧を身に着けることで陰キャだった自分も自信がつきました。

人と話すことが怖くなくなり、以前よりもハキハキと喋れるようになったのです。3次元の女の子と話すのも全く怖くなくなり、(以前はあり得なかったことですが)チャンスがあれば自分から女の子に話しかけることも増えました。

以前アニオタ界隈で筋トレブームが訪れたことがありましたが、筋肉を身に着けようと思っても、目に見えた成果が得られずに挫折した方は結構多いのではないでしょうか。

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柔術は「自分の体を使った格ゲー」です。自分というアバターが、練習すればするほど強くなっていって楽しいし、何より続けると筋肉がついて自信が持てます!

肉体改造に柔術はマジでおすすめです。

【柔術の素晴らしい点その5】かけがえのない仲間ができる

僕は大学に通っているころボッチを貫いてきましたが、人恋しいなと思ったことはありませんでした。なぜなら「柔術を通じて家族と同じくらい仲良くなった仲間ができたから」

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大学のサークルによくありがちな薄っぺらい友達(笑)よりも、柔術仲間と過ごす方が1億倍楽しかったです。一緒に汗水(時々涙)流して苦労をシェアした仲間の絆ほど強いものはありません。

練習後に一緒に飲みに行ったり、夏はキャンプに行ったり、ホームパーティーをしたりと、とってもとっても楽しい時間を仲間と過ごすことができました。

「ほかの人と苦楽を分かち合って泣いたり笑ったりする」という局面が減ってきた昨今、柔術のジムは間違いなく自分の居場所だと心の底から思います。

【まとめ】

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いかがでしょうか。なんだかいいことばかりで進研ゼミの漫画みたいになってしまいましたが、僕は柔術は世界一素晴らしいスポーツだと認識しています。

柔術に出会っていない世界線の自分はおそらく自分に全く自信が持てないままで、いつもぼんやりとした不安を抱えながら悶々として生活していたでしょう。

僕のように柔術を通じて「人生ってこんなに楽しかったんだ!」と気づく人が一人でも増えてくれたら、これほどうれしいことはありません。

ぜひ皆さんも柔術で充実した人生を!