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コロナ禍の後飲み会は復活するか?

コロナ禍も予想以上に長引いています。1年経てばマスクはしなくて良くなるだろうと思ったけど、1年半の間マスクが手放せない生活が続いています。
飲食店だけでなく、他の業種も経営は厳しい状況です。
感染防止のため、いろいろなものが禁止されたりしてますが、コロナ禍が終わった後はどうなるのでしょう。

宴会がなくなって

このところめっきり無くなったのが飲み会です。
以前だったら月に最低でも数回はあったのですが、去年の春からとんとご無沙汰です。
「ノミニケーション」などど言われ、本音を話せる場、人間関係を作る場として飲み会は重要なイベントでした。
ところが「飲み会がなくなってホッとしている」という人が意外にも多いのだそうです。

実は、”日本人の半分はお酒を飲まない"というのが、今まで語られなかった事実なのです。

しかも、酒が入った席では無礼講などと言いつつパワハラまがいのことがまかり通ったりして、特に若い世代にとっては苦痛ですし、飲めない中年にとってもあまり居心地のいい場所じゃありません。

アルコール離れが進む若い世代

マーケティングでは生まれた年代ごとに世代分けをして分析が行われます

こちらの記事に定義を借りると、
ミレニアル世代は、ミレニアム(新千年紀)に由来しており、1983年頃から1995年頃までに生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代。
Y世代が1981年頃から1990年台後半頃までに生まれた世代で、みれにある世代と一部重複します。
Z世代はY世代の後の1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代です。
ちなみにZ世代の後の2013年頃から2020年代中盤までに生まれるとされる世代はα世代と定義されているようです。
一方、1960年代中盤から1980年代前半頃に生まれた世代はX世代(ジェネレーションx)と定義づけられるようです。

アルコール離れはミレニアル世代から進み始め、Z世代では特に顕著になっているそうです。α世代は..といいたいところですが、こちらはまだアルコールがNGな世代ですね。

「ゲコノミスト」が声を上げる

 もともと、日本人の半数は飲酒の習慣がなく、さらに若者世代は更に少ないとなると、今まで飲めないのに飲み会に付き合わされていた層が多いのは間違いないことです。そうした飲めない派を「ゲコノミスト」と命名して、飲めない人にも優しい環境を広めようという動きもあります。

 酒が飲めない、あるいは嫌いな人にもノンアルコール飲料を充実させることによって、楽しんでもらおうという目論見です。

酒が嫌いなのか飲み会が嫌いなのか

 もっとも、Z世代は飲酒の習慣がなくなってきているという統計がありますが、そもそも宴会が嫌いなのかもしれません。
 この点については、飲み会自体が嫌いというわけではなく、職場などで強制される飲み会は嫌いだけど、気の合った仲間同士での飲み会は嫌いではないという人もいるようです。
 少なくとも、職場みんなで行く飲み会とか営業マンが米つきバッタのように頭を下げながらお酌して回るような飲み会はあまり好まれないでしょう。
 そう考えると、平成までの仕事の延長での飲み会は減り、新しいスタイルの飲み会に変わっていく可能性が高いのではないかと思われます。
 もっとも、予想以上に家にいる人が好きな人が潜在的に多かったのであれば、夜の街にあまり人が戻ってこないのかもしれません。

 最後にワタクシごと。子供が生まれて以来、子供が寝る時間には一旦家中を暗くするようにしている所為か、夜寝るのが早くなり、コロナ禍前は宴会に出て11時過ぎになるとキツいことが多くなってきました。そんな立場からすると、「飲み会は復活してくれてもササッと終わってくれ」と密かに願うところであります。

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