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ナチュラルワインとキャロットケーキ@代官山

のんきに祝日を過ごしていたら、札幌の夕暮れはあっという間に姿を消してしまいました。

皆さんこんばんは。

先週ふらりと訪れた東京。
友人と過ごす美味しい夜のひとときをお話ししたいと思います。

今年から東京に転職してきた彼女は、大学時代の友人。2人して東京に漠然と憧れがありつつも、就活の果てに流れ着いたのは別々の場所で。

当時の私は就活に疲れていて、やっとのやっとで遅咲きの合格通知をもらった。
そんな頃には東京への気持ちも頭の片隅にあっただろうが、知らぬうちに置いてきてしまっていたのだろう。

そうしてもう2年が経とうとしている。

友人は東京へ行った。

純粋に喜ばしくて、私も嬉しくなった。
そして会いに行くとこの気持ちはより現実味を増した。
いま友人と代官山で待ち合わせをしている。

昔のたわいもない話を思い出しながら、いわゆるノスタルジックな気持ちになりながら渋谷駅で待っていると、肩を叩かれた。
驚いて振り向くとそこには友人が立っていて、思わぬ再会を果たした。

今夜のお目当てのお店は代官山のBaro。
予約を受け付けておらず、ふらり立ち寄りスタイルのお店。
集合にしては遅い時間だったから、希望ひとつできたけれど月曜日の20時だからか、すんなりと入ることができた。

カウンター席のみの店内。
ぼんやりと光るライトにモードな雰囲気。
ほどよい静けさに心地よい時間の流れが漂う。

席につくとまずは一杯。
最近はもっぱらロゼばかり。

メニューをこれから決めるとなると、尖ったワインを選ばずにまずはスタンダードに、物腰柔らかく何とでも合わせやすいロゼを注文してしまう。

hana 2021
生産者:ファットリア・アル・フィオーレ
産地:日本(宮城県)
ぶどう品種:スチューベン42%、ピノ・ノワール33%、メルロ25%

おねんねねこちゃんエチケット

オーナーが出してくれたのは、なんと念願のアルフィオーレさんだった。
東北出身の私からすると、一度は飲んでおきたい一杯。
毎年チャーミングで、初恋のような甘酸っぱさが人気のよう。まさにその通りで、きゅんとする酸味が口の中ではじける。ジューシーでオイシー!
それでいて色味の深さから感じ取れるように、最後は深みが増していく。
幸先の良いスタート!

1品目にはいぶりがっこのポテサラを注文。
あまりにも好みの味で、すっかり写真を撮るのを忘れていた。
いぶりがっこみたいに食感のあるものがこりゃもう大好きで、メニューをみて即決だった。
よく見る相棒はクリームチーズだからか、ポテサラとも合うに決まっている。当然のことながら美味しくてすぐに平らげてしまった。

もちつる6つ子

お次は水餃子。
SNSでみんなが載せていて、この魅惑のもちぷりっぷりが気になって仕方がなかったのだ。
これまた美味しい。
タレは酢コショウ派の私好みの味だった。
お互いに端から食べて行ってなくなる餃子たちが愛らしかった。

話もヒートアップしていく中、メインに頼んだのはラムバーグ。

こちらは双子ちゃん

レアで美味しく食べられるラム。
とっても柔らかくて上品なうまみもある。
そしてとっておきはタルタルソース。
きゅうりを細かく刻んで入れてあって、クリーミーな中にシャキっとした食感もあって面白い。

おっと忘れていたが、やはりラムには赤だよね。

Agricola 2021 Crealto
生産者:Crealto(クレアルト)
産地:イタリア(ピエモンテ)
ぶどう品種:バルベーラ

るんるんキュートなエチケット

紫がかった濃いめのお色。
ミディアムでしっとりながらも明るい。
ジュワッと果実味溢れるのがほんとに私好みだ。
それでいて黒コショウやクローブの香りがアクセントになっているようで、ラムバーグとの相性も抜群だ。ぐびぐびっといってしまう。

時間もあっという間で、もうこんな時間。
あっちこっちと話題を変えては話尽くして、ひとまず落ち着いたところで。
さてさて、欲張りに最後はデザートを注文しちゃおう。

ちょこんと寄りかかるクリーム

米粉のスパイスキャロットケーキ。
カフェで見つけると高確率で頼むケーキ。
スパイスの効いたケーキにもったりしたクリームが完全勝利している。
心の私がガッツポーズ状態。
自分がカフェを開くなら必ずや定番ケーキにしていることだろう。
クリームチーズが上に載っている王道もあるが、こちらのは添えクリームタイプ。
思ったよりあっさりとしたクリームで、口の中で綺麗に混じる。これまたいい。
食事を堪能した最後にちょうど良い甘さだった。

はぁ今日もいい出会いがたくさんあったな。
東京に住んだら華金で飲み行こうねなんて話していたのが懐かしく、ちょっとだけ実現したような日だった。

たくさん話してエネルギーチャージ!
当分はこころも満ち満ちることだろう。
余韻はひたひた水浸し。

しっとり東京の夜をお送りしました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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