美容師として時給を考えてみてください
こんにちは☆
美容師様向けのnoteです♪
ちょっと長いけど、正しいこと書いていると思いますよ。
5分くらいで読めると思います。
是非ご覧ください☆
今回のnoteは「美容師の時給」について。
なんか昔、美容師の先輩に「時給で考えるなよ」と言われたことある人、けっこういません?笑
自分も言われました。
アシスタントの時って、これはちょっとしょうがないことでもあると思うんですよね。ただ、スタイリストになった時は真剣に考えないといけないことです。
もちろん売上によって歩合分のお給料が決まる仕事ですので、売上を上げていないのにお給料がたくさん出るってことはほとんどないと思います。
ただ、どれくらいを目指していればいいのか。
一つの指標であり、逆算して考えたときに
「売上はどれくらいはあげていないといけないのか」
高橋こんなこと言ってたな〜。っと、基準として捉え、考えていただけたらと思います。
一般正社員の全国平均時給は「約1900円」です。
アルバイトやパート、業務委託などではなく、正社員です。
これは美容師ではなく、全ての業種の正社員の平均です。
一般的なサラリーマンやOL、SE、建築、医療系、サービス系、etc...
全て業種の社会人正社員の平均時給です。ちなみに平均年収は503万円。
では美容師は??
10年前とかのデータよりは平均年収がちょいと上がってきています。各データにばらつきがあるんですが、平均で言うと今は年収320万ぐらいかな。
月8日休み。これを12ヶ月とします=年間労働269日(美容師は一般職より休日が少ないのが多いですよね)
1日の労働時間は8時間(守ってないところは正直多いかもしれませんが、一応!8時間に設定)
これで計算式を立てると
320万円÷269日÷8時間=1487円になります。
つまりこの段階でわかることは
・一般的な正社員より美容師という職種は時給が400円ほど安い
ということです。
切ないですね笑
まあ、これは年収比比較だけでもなんとなくわかることではありますが。
さらにここで問題なのが、上記もしてありますが、
労働時間は8時間(守ってないところも正直多いおかもしれませんが、一応!8時間に設定)
ココです。
営業が長引いての残業、ミーティング、会社や店舗が設定する勉強会、残業代が発生していないのなんかあるのでは?
時間外給与というのは本来別の設定額で時給を設定しないといけません。
でも、そもそも無賃残業になっているのが多いのでは?
例えば、勉強会が週に1回2時間。
営業が週に3回くらい1時間長引く日がある。
そんなこんなやっていて
月に平均で毎日1時間くらい無賃残業があったとします。
そうしたらどうなるか。
320万円÷269日÷9時間=1322円
これが実際の時給になっています。
月に平均で毎日2時間くらい無賃残業があったとします。
そうしたらどうなるか。
320万円÷269日÷10時間=1190円
これが実際の時給になっています。
もう、東京とか神奈川だったらバイトくらいになってますね笑
コンビニの夜勤の方が稼げるよね。
経営者も雇用される側も理解して、注意していくべきかと思います。
そもそもな無賃残業はやめた方が良いですよね。
ここまでは時間のみでの考え方です。
ここから先は、時間換算だけではなく、売上を加味しての計算方法になります。
上記もしていますが、売上がお給料に反映する仕事です。
まず「売上を上げていないのに平均的な年収であり時給をもらえる」というのはちょっと間違っているかもしれません。
スタイリストだけど売上を上げていなのならバイトと同じくらいの賃金に近づいたって、それは仕方がないことかと思います。
では、平均的な年収にするためにはいくら売上をいくらあげればよい?
年収320万の設定では
12月で割った時点で1ヶ月のお給料が26.7万円(賞与などあったとしても合算で書いてます)
26.7万円のお給料をもらうために本来上げないといけない売上って?
過去のnote「適正給与で働いていますか?」でも記載しましたが、年トータルの売上に対して年にもらう額の合算。
40、50、60。
これを当てはめるとわかると思います。
自分が計算して打ち出した数字でもあるから、世の中的に正しいかどうかはなんとも言えないです。サロンによっても状況なんか違うと思いますしね。ただ、
「今の時代だとこれくらいかな?」と書いている設定値です。
アシスタントのいるサロンで売上40%
アシスタントいないマンツーマンサロンで売上50%
業務委託系で限りなく60%に近く
つまり
アシスタントのいるサロンであれば、売上が月66.7万(税抜)
アシスタントのいないサロン、マンツーマンで売上が月53.4万(税抜)
業務委託は正社員じゃないから今回は当てはめても意味ないかな。
ここらへんまで1人のスタイリストとしてちゃんと売り上げたら、美容師の平均年収を「もらっていてもおかしくはない」かと思います。
そこまで売上がいっていないなら、上げる努力をしないといけませんね。
じゃないと、申し訳ないですが平均年収額をもらう資格はないと思いますよ。
これはどうこう言ったって仕方ないです。
美容師の世界はそういった世界のはずです。
できる人間は稼げる
できない人間は稼げない
仕事で結果がでていないのにお給料は増えません。
ですよね。
まず届いていない人は
しっかりと売上を上げることを頑張りましょ。
お店がやってくれることももちろんありますが、
自分でやれること
自己投資
勉強のために
自分の時間やお金を勉強のために使う。
講習に行く。本を買う。サービスを体験する。先輩に教えてもらう、etc…
自己集客
自ら動いて自分を宣伝する。
SNSの利用、ブログの活用、自己ブランディングページ、直接人とたくさん出会ってお店に来てもらうことを促す、etc…
いろいろな方法があると思います。
与えられているものだけではダメですよ☆
がんば!!!
平均年収として320万は当たり前に取れるようにはもちろんですが、
一般正社員の年収は503万円(令和元年分の国税庁による
民間給与実態統計調査データによる)
もしここまで美容師で年収を引き上げていくのであれば。
上記計算式で当てはめると、
アシスタントのいるサロンであれば、売上が月104.8万(税抜)
アシスタントのいないサロン、マンツーマンで売上が月83.8万(税抜)
そうすれば一般会社員の年収くらいになるかと思います。
ただ、そこから先は伸びしろで、他の業種なんかより伸ばせられる世界ですよ。
美容師は稼げるはずです。
どんどん年収はあげられるはずです。
一般企業の正社員よりも稼ぐことだって可能なはずです。
やって結果を出せば☆
さてさて、時給の話に戻ります。
年収も大事なんですが、時給をあげてくことってとっても大事かと思います。
美容師の世界であれば
売上を上げていくこと=時給を上げていくこと
であることは間違いないことだと思うんですよね。
ただ、もう一つ時給を上げていく方法ってあります。
例えば年収320万でも時給が1487円の人もいれば、1900円になる人だっているはずなんですよね。
「???」
と思うかもしれませんが、
「労働時間を減らせばいい」んですよね。
例えば1日の勤務時間が6.25時間で月8日休み、年収320万円でやりますと、
時給って1903円になります。
もしくは1日の労働時間が8時間で月13日休み、年収320万でやりますと、
時給って1914円になります。
他の休日や時間は副業OKなら副業したっていいかもしれないし、プライベートを大切にしたっていいんじゃないですかね。
大事なのって考え方、そしてアイディアです。
この6.25時間って話や13日休みって話は極端ではあると思います。
が!
売上を上げつつ、勤務時間をうまく減らしたり休日を増やしたりしてバランスをコントロールすれば、美容師って結構有意義な時間の使い方と給与を取ることができる仕事なんじゃ無いですかね?
「限られた時間で結果を出す」
もちろんそこは絶対条件ですけどね☆
売上が上がれば時給もどんどん上がっていくはずです。一定の労働時間内で結果を増やして行けているのなら!
時給3000円とかだって不可能じゃないですよ。
アシスタントがいてくれてガンガン売上上げれれば時給5000円取るのだって可能じゃないですか。
美容師はプレイヤーである限り、実際に動いて働かないとお給料は出ません。
つまり美容師は
「時間とお金は引き換え」
ということです。
美容師って時間を気にせず働いてる場合が多くて、生産性が悪い場合が多いと思うんですよね。
自分前からよく言ってますが、
「一番大切なものは時間」
だと思います。
だから時給がいくらかも大切です。
人生一度きり。
深く考えてみましょうね☆
文中にもありますが、売上に対しての歩合%(過去note 適正給与で働いていますか)は、高橋が勝手に今の時代に適正と思っている設定値で出していますので、ご理解ご了承いただけたらと思います。
Qoolon 高橋
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