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千年鯨の旅日記 霧と強風と神社
0.前回のあらすじ
リゾートホテルでゆったり、まったりと日常の忙しさを忘れる私と母。
温泉においしい食事、美しい庭園の散歩などリゾートホテルならではの過ごし方を楽しんだ。
長時間のドライブの疲れをいやした私たちが次に向かうのは箱根神社。
パワースポットでどんなパワーをもらえるだろうかとわくわくしながら進むのであった。
1.おい、なんだよこれ!(天候)
![](https://assets.st-note.com/img/1701758657332-XYtutFVKqx.png)
朝食で腹ごしらえをした後に私と母は出発、目的地は芦ノ湖&箱根神社。
箱根神社は有名だし、たぶんパワースポットだろう。
そして有名な湖である芦ノ湖に行って自然を楽しみたいと思い、行くことに。
わあー、楽しみだあとウキウキで進んだのだが途中で恐ろしいことが起きた。
というのは霧が発生したからである。
普段の生活では霧に遭遇しないため、私と母は混乱。
母「どうしよう、やめる?」
と母は及び腰。
私は脳内で車校で学んだことを思い出しながら、説得する。
私「霧の時はスピードを落とせばいいし、慎重にすればなんとかなるはずだよ。ゲリラ豪雨だったら諦めるけどさ、なんとかなるよ」
湖に山の中という地形から霧が発生しやすいのかな。
目の前を走っている箱根登山鉄道のバスなんて日常茶飯事の風景なのではと勝手に想像する。
のちに調べてみたところ、芦ノ湖では霧がよく発生するとのことだ。
昼間にも発生することがあるため、ドライブするときは注意が必要とのことだった。
あらー、そうだったのねと思いながら母に無理強いしちゃったかなあと反省。
結局事故らなかったし、安全運転がモットーであるバスが目の前にいたからなんとかなってよかったと思う。
2.おい、なんだよこれ!(荒れる芦ノ湖)
![](https://assets.st-note.com/img/1701757679041-KHrZb0FvU6.jpg)
私と母はこれまで琵琶湖や諏訪湖、浜名湖という湖を旅の最中訪れた。
どの湖も天候の良いときに訪れたので穏やかな表情ばかりだった。
湖って穏やかなものだよねというイメージで固まっていたのだが、芦ノ湖を見た瞬間に先入観がボロボロと崩壊した。
芦ノ湖をすぐに眺められる駐車場にたどり着いて降りてみる。
あれが有名な芦ノ湖かーと思って足を運んだのだが、なんてことなんだと驚いた。
波は大荒れ、台風でも来ているのかと思うくらい荒れていた。
え、湖ってこんなに荒れるものなの?と動揺する。
こういうすごい湖には伝説があるだろうと思って箱根神社から駐車場までの道のりを散策していると、船を収容している倉庫があった。
そこには芦ノ湖に竜がいたという伝説が書かれており、簡単に説明すると、
1.昔々、芦ノ湖には暴れる竜がいてすごかった
2.偉いお坊さんが竜を諫めてなんとかなった
3.毎年、芦ノ湖では竜を慰める祭が行われている
とのことだ。
さすがだなあ、こういう伝説が残るくらい芦ノ湖のすごさが伝わる。
めったに見れない光景に私は恐ろしいと思いながらも、すごいなあと興奮したのであった。
3.箱根神社で参拝
![](https://assets.st-note.com/img/1701757910002-UPaBFgsl7j.jpg)
湖と山という環境の中にある箱根神社。
足を踏み入れると自然と心が凛とする。
空気がとても綺麗で肺の中がすっきりとしたようだ。
本殿からの帰り、湖に面した鳥居に行列ができていた。
そこでは写真を撮っている人たちがいる。
もしかしたらインスタグラムなどで有名な撮影スポットなのだろう。
すごいな、この人だかりと横目に見ながら退散した。
湖は荒れているけれど、周りの道は穏やか。
森林浴を楽しめたのは幸いか。
今度は穏やかな天候の時に芦ノ湖に行ってみたいと思う。
4.次回予告
次回は箱根静岡旅の最後、御殿場にある東山旧岸邸を訪れる。
現代にも通ずる素敵な建築術を堪能した私たちは、とらやにも足を運んで和菓子を楽しむ。
豊かな自然とのんびりとした時を過ごして、良い旅だったと振り返るのであった。
次回をお楽しみに!
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