2022年4月

はじめまして

 4月に入り、SNSでは「今年も新入社員が入りました!」とか、「花見はまだ我慢ですが桜はきれいです」といった情報が流れている。私のデスクから見える景色は・・・・雪だ。桜吹雪ではなく、リアルな吹雪。フェイクニュースいわれそうな4月1日。
 私の住んでいるところは日本の東端で北海道の道東(東北海道とも言う)と呼ばれる場所に位置する釧路です。近くには人口よりも牛が多い地域など本当に自然がすぐそばにある街です。そこで私は酒つくりをしています。
 創業103年。全国的に見れば若いほうの酒蔵で、代表銘柄は「福司(ふくつかさ)」という縁起のいい名前。10月の末から仕込みが始まり。残す醪もわずかとなっています。そんな北海道の端っこでお米も取れない寒い地域で醸すお酒についてや、地域のこと、そこに住む人や食文化について発信していけたらと思います。
 申し遅れました。私はここ福司酒造で製造部長をしています。梁瀬一真ともうします。昨年、40歳を迎えその節目に結婚と男の子を授かりました。自己紹介はまた改めてしたいと思います。

筆者 ブログでは醸し屋カズマと名乗るっています。

noteを始めるきっかけ

 今シーズンの仕込みの取り組みとして新たに山廃酒母による純米酒と北海道では育たないといわれていた山田錦ですが、北海道で栽培した山田錦をつかった酒つくりをしました。新たな挑戦に対し、商品をリリースできるかどうかの話の中、私が入社当時から書いているブログの話になり、今の人気のツールnoteの話へと移行しました。
 私自身ブログというツールがやや時代から外れていると感じており、時代に沿った形へと移行する必要性を感じていました。とはいっても積み重ねたものをすぐに切るのも今見てくださっている方に申し訳ない気持ちもあります。
 しかし、その時代に支持されるものにはそれなりの理由やファクターがあると思っているので、試し、学び、検証する必要を感じました。良いものを取り入れ成長必要があると思うからです。

目的

 そこで、まずは検証のためブログと併用し開設することとしました。ブログは毎日のことを読み手に話しかけるように書いていますが、こちらは「記録」として発信を意識した構成にしていきます。
 このnoteを通じ、新たな学びや経験を私自身獲得すること。そして新たな方々に私たちの仕事や地域、そして自分たちが造った酒を知っていただく機会の創出を目的としたいと思います。


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