見出し画像

手術の日①

朝8:20。
看護師さんに案内されて、付き添いのお父さん、お母さんと合流して、自分の足で手術室に。

扉の前で、
「お父さん、お母さんはここまでです」って言われて、ブワって急に泣いてしまう。

画像1


扉がしまった瞬間、慰めてくれる看護師さんと話しながら自分の手術室の前に。
医療系のドラマって見た事ほとんどないからイメージが全くなかったけど、
手術室に続く廊下はすごい広くて、すごく奥まで続いてて、手術室何個あるのってくらい左右に扉と、道具たくさん置いてる棚と、各部屋の前に大きい洗い場みたいなのがあって、さっきまでいた優しい病院の雰囲気と急に変わって、言葉が適切じゃないけど、無機質な広すぎる厨房みたいな感じ。

自分の手術室の前について、ちょっとだけ待機。
全然緊張してなくて、前日までにもらった色んな応援メッセージや、色んな人の顔やパワーを感じて、まさに「全集中」って感じだった。

画像2


その間に、案内してくれた看護師さんと、手術の後ICUでお世話になる予定の看護師さん、夜部屋に戻った後担当してくれる看護師さんの2人が挨拶に来てくれて、備品として持っていかないといけなかった、私のプレミアム鼻セレブの話で盛り上がる。3人とも優しくて、明るくて、普通に世間話してしまう。

私の手術室の扉があいて、恐らく今日担当してくれるのかなってスタッフさん達が出たり入ったり、準備してるのが見える。
その中から、数日前に麻酔についての説明してくれたY先生が出てきて、私のところに来てくれた。

Y先生は結局私の手術の麻酔担当ではなかったんだけど、手術前に会えたことが嬉しくて、「先生!」ってなる。
「今日は僕担当じゃないけど、がんばってくださいね〜」ってゆるゆるニコニコ言われた後、

画像3

と言われる。

最初なんのことかわからなくて固まってしまったけど、びっくりして大声出してしまう。

画像4

なんでなんで!?って騒ぐ私と、なになに!?って騒ぐ看護師さん3人と、ニコニコ「回復したら、新作また作ってください〜」っていうY先生。

キャーキャー言ってる間に、「中お入りください〜」って案内されて、
「えーー!?びっくりしたー!えーー!」とか言いながら、
8:30、人生初の手術室に入った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?