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【アドルフ・アイヒマン(1906-1962)】のミニ・バイオグラフィー
推理クイズ本『世界の偉人は名探偵』〈1978年版〉の[P.84-85]からの引用。
《〈ゆうかいされたナチ戦犯〉 アイヒマン(ドイツ/1906-1962)
_ナチ親衛隊の少佐で、ユダヤ人問題局長として、第二次大戦中、六百万人のユダヤ人虐殺を指揮した。戦後、その罪でA級戦犯になったが、まんまと変装して国外へ脱出し、南米アルゼンチンにかくれた。アルゼンチンには「オデッサ機関」という旧ナチ親衛隊員の逃亡を助ける秘密組織があったのだ。_いっぽう、イスラエルのスパイ組織「ウィゼンタール機関」は、アイヒマンのゆくえを追って必死に世界中をさがしまわった。そして、やっと十四年目に、彼が変名を使って、ブエノスアイレス市にいることをつきとめたのである。_正式に逮捕してイスラエルにおくりかえすにはアルゼンチン政府の許可がいる。だが、そんな外交上の手続きをふんでいては、「オデッサ機関」に感づかれて、アイヒマンに高飛びされてしまう。_そこで、「ウィゼンタール機関」の秘密工作隊は、本国に潜水艦の派遣を要求して、ひそかにゆうかいする計画をたてた。すると、運よく、本国政府の親善使節団が専用の特別機でアルゼンチンにやってきたので、その使節団が帰国する日に、秘密工作隊はアイヒマンをゆうかいして、つれ去ったのである。「オデッ
サ機関」がそれを知ったときは、すでにアイヒマンはイスラエルの刑務所に監禁されていた。主権を侵害されたアルゼンチン政府は、イスラエルに抗議して、一時、両国の外交関係は険悪になった。_それから二年後に、アイヒマンは裁判で死刑になった。彼のユダヤ人虐殺の行為は恐るべきものだが、その復讐をはたしたイスラエル側の執念も、また恐ろしい。》
私は未見ですが「アドルフ・アイヒマン」関連の映画がいくつか存在する。
私が過去に観ている「関連映画」3本
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・【アイヒマン捕獲】 ⇒『審判』(1996/米/TV映画) ■未DVD化■
・【ナチの南米逃亡】 ⇒『海の牙』(1947/仏)
・【ナチのユダヤ人狩り】 ⇒『パリの灯は遠く』(1976/仏+伊)
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◆『審判』はロバート・デュヴァル製作総指揮・主演。「生真面目な凡作」と感じた。スピルバーグ『ミュンヘン』(2005)を凡作と感じた人間の評価。
![](https://assets.st-note.com/img/1710919685421-UfF0hmm03F.png?width=1200)
◆『海の牙』はルネ・クレマン監督。ワケアリ人物達による潜水艦群像劇。
![](https://assets.st-note.com/img/1710919706978-zfT0HD6T6z.png)
◆『パリの灯は遠く』はアラン・ドロン主演、監督はジョセフ・ロージー。
![](https://assets.st-note.com/img/1710919730327-F3nmumQJ2C.png?width=1200)
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