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ラグビー子連れスポーツ観戦を考える①〜まずは、スタジアムに辿り着くまで〜

1.日本は狭い〜東京都心部の場合〜

今ラグビー界では、スタジアムにおける『ファミリースペース』のあり方が議論になっています。
 事の発端となったnote投稿は、Twitterでの拡散により多くの人の目に触れました。
 
 この件については、後日改めて色々考えました。私はコメントする立場にはない、それが今の結論です。
 なぜなら、私達は、『この一件の関係当事者の1人のお話しか聞いていない』という立場にあるからです。
 このお母様の心境、それ自体には子育て経験者として共感しています。しかし、それ以上のコメントは控えたいと思います。
 
 さて、本題に戻ります。
 『子連れ観戦』の話題になると、大抵海外のスタジアムが引き合いに出されます。
 でも、アメリカやオーストラリア、フランス、ニュージーランド、、
 そもそも人口密度が違います😳😳向こうは広い❗️何もかも。。土地が余っている、と感じるほどです。

 では、日本と同じ島国のイギリスはどうでしょうか。
 ロンドンは大都市です。でも、ちょっと市街を離れれば、広い草原に羊が群れているばかり😳😳
 イギリスは、日本の3分の2の国土に、6800万人しか住んでいないのです。日本は、約1億2400万人❗️そのうちの1400万人が東京に住んでいます。

 どうして日本は子供に優しくないんだ❗️

連日ラグビー界隈のSNSにはこの言葉が溢れました。
 でも、
 地方はともかく、東京は物理的に人が多すぎるのです。その割に土地が狭いので、道路も駅構内も狭く、ゆったり使える駐車場も足りません。
 必ずしも、人が優しくない、訳ではないのです。
 渋谷駅構内を歩くと実感します。
自分の事で精一杯、人流が激しく足を止めることすらできない😢、これが東京の世知辛い現実でもあります。

 都内いくつかのスタジアムは、この環境下にあります。国立競技場、秩父宮、渋谷を経由する駒沢陸上競技場などは、子連れにとって物理的障壁がある、これを忘れては行けないと思います。すなわち、

 『都心に向かうのでスタジアムに行き着くのがまず大変』=チームからすると、試合に来ていただくのが大変❗️
 ファミリーシートを論じる以前の困難な問題を多少なりともクリアできないか、ど素人ながら考えました。

2、快適に自宅、スタジアムを往復する

1.国立と秩父宮の場合

国立競技場、秩父宮の最寄は3つ、

①地下鉄銀座線外苑前駅
②JR総武線千駄ヶ谷駅
③都営地下鉄大江戸線国立競技場前駅

①は休日は比較的空いています。
②は三鷹駅から御茶ノ水駅まで中央線と併走しているので、休日は空いていることが多く、子連れ都民には強い味方です。
③車内が狭く地下深く潜るのが難点ですが、東京を練馬から臨海地帯まで幅広く網羅しています。

いずれも、時間さえ選べば休日は家族連れも多く、比較的気楽に乗れる路線です。

そう、行きは良いのです。

問題は帰り😨😨
箱の大きい国立、人気カードが集まりがちな秩父宮、親子観戦を快適に終わらせるためには、

早めにスタジアムを出る

これに尽きます。なにより、駅でお子さんも楽にトイレを使えます。

小さなお子さん、特におむつの外れた未就学児や小学校低学年のお子さんを連れて行かれる方は、トイレの事をいつも気にかけてほしい、と思います。

もう一つ❗️
神宮外苑はスポーツの聖地、試合日に、神宮球場や東京体育館で試合がないか調べておきましょう❗️
特に帰りが神宮球場の試合と重なると、どの駅もカオスになります😢

2.駒沢の場合

駒沢オリンピック公園陸上競技場

最寄駅は東急田園都市線駒沢大学駅。渋谷から各駅停車で、3つ目、駅から公園まで続く長い道路をひたすら歩いて行きます。

ここの難点は、歩道が狭いこと。
ただ、途中から公園内に入れる道があるので(みなさん入っていきますからすぐわかります)、そこに入ればあとは広い公園敷地を気楽に歩けます🌟🌟

ここを使うチームの方にお願いです。
駅入口、道の途中に係員の方が立ってくださると、親子連れは安心です。ここは閑静な住宅街、試合観戦の人間は『外様』、とても心細くなるのです😢

 徒歩が不安な方は、駒沢大学駅からのバスに乗る手もあります。ここは住宅街でファミリー層が多く東急バスが複数路線走ります。始発は渋谷駅、とはいえ、休日の渋谷なので駒沢大学駅から乗る方が無難です。

問題は、
渋谷駅をどう攻略するか😨

 サグラダファミリア的に終わらない大工事が続く渋谷、、
 一番カオスなのは、京王井の頭線との接続です。井の頭線改札左手のエスカレーターを降り、一度外に出て、左側に見える小さな東急線入り口に入り、階段を下っていきます。
 しかし、、
この入口が大変狭く、途中まで階段のみ🥲
 特にベビーカー使用の方は、ベビーカーを畳まずに田園都市線のホームに辿り着く方法を事前に調べてください。

 おそらく、林立する駅直結ビル(東急系)に入り、そこから地下深くにある田園都市線改札に向かう手が、遠回りですが楽だと思います。

 例えば、渋谷スクランブルスクエア地下二階から、少し歩きますが東急田園都市線の中央改札に辿り着けます。ここでお昼やおやつを買ってもいいですね🌸

 さて、帰りも、
できれば早く引き上げる、あるいは、広い公園でゆっくりする、どちらかが無難です。なにより狭い歩道が混みます。駅もさほど大きくありません。特にこれから入試シーズンに入るので、試合終了と入試終了が重なる可能性があります。

それから、
公園でゆっくりコースは、渋谷の混む時間と重なる危険があるので、12時キックオフの試合の時に。今は寒いですし🥶

3.お子さんに快適な移動を

 さて、私がスタジアムにたどり着くまでを書き連ねたのは理由があります。
 お子さんにとっては『家を出てから帰るまで』が一連行事だからです。
 インフルエンザは流行し、コロナも依然存在するこの冬、人混みに揉まれながらの長時間の移動、特に帰りが遅くなるとお子さんには大きな負担になります。

【早めに行って、早めに帰る】

お子さんが小さいうちは、試合結果そのものにこだわらない、スタジアムの雰囲気を楽しむ、そんな観戦スタイルもアリだ、

そう思っていただけると幸いです。

そうそう、

海外は、誰もが、誰にでも優しいのか。

 いや、私の海外生活は短いものでしたが、そんな甘い世界でもありませんでした。もちろん、国や地域によって人の行動は様々です。ただ、人々は無意識に『同類』を選んで助け合っていたのではないか、そんな一面を感じたのも事実です。

子連れに制約が伴うのは万国共通、狭い日本で、スポーツエンタメを『出来るだけお子さんを快適な環境におきながら親子で楽しむ』方法をこれから考えていこうと思います。

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