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ゴボウの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回はゴボウの栄養素について解説していきます。

さっそく、マクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。

ゴボウ100gの基本成分

エネルギー:65kcal
水分:81.7g
たんぱく質:1.8g
脂質:0.1g
炭水化物:15.4g
食物繊維:5.7g

ゴボウ100gのビタミン

β‐カロテン:0µg
ビタミンB1:0.05mg
ビタミンB2:0.04mg
ビタミンB6:0.10mg
ビタミンK:0µg
ビタミンE:0.6mg
ビタミンC:3mg
ナイアシン 0.4mg
葉酸:68µg
パントテン酸:0.23mg

ゴボウ100gのミネラル(無機質)

ナトリウム:18mg
カリウム:320mg
カルシウム:46mg
マグネシウム:54mg
リン:62mg
鉄:0.7mg

マクロ栄養素の詳細

ゴボウのマクロ栄養素で注目していただきたいのは食物繊維です。

ゴボウに含まれる食物繊維はイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維の一種です。

イヌリンの効果は

1:腸内環境改善効果

2:血中中性脂肪の低減効果

3:食後の血糖値の上昇抑制効果

があります。

腸内環境改善効果は難消化デキストリンの2倍の効果があるといわれています。また、血糖値の上昇抑制効果があるため、イヌリンは天然のインシュリンとも呼ばれていたりします。

ミクロ栄養素の詳細

ゴボウのミクロ栄養素で注目していただきたいのはミネラル類です。

ビタミン類は皆無ですが、その変わりミネラル類が豊富です。

特にカリウム、カルシウム、マグネシウム、リンです。

・カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。

・カルシウム

体内のカルシウムは、99%は骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。この1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。なので、カルシウムはいつも骨に蓄えられているとも言えます。

・マグネシウム

カルシウムではそのほとんどが骨にあり、骨が貯蔵庫の役割をしていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれています。マグネシウムが不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

・リン

体内のリンはその85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になっていて、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。

まとめ

ゴボウは食物繊維とミネラルを摂取できる野菜という認識で良いと思います。

他の野菜より比較的糖質が多いので、減量中の方やケトジェニックダイエットには使用することは難しいので気を付けましょう。

以上、ゴボウの栄養素でした。

最後まで、本記事を読んでいただきありがとうございました。



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