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アボカドの栄養素
こんにちは、坂井泉水です。
今回は、アボカドの栄養素について解説していきます。
では、マクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。
アボカド100gの基本成分
エネルギー:187kcal
水分:71.3g
たんぱく質:2.5g
脂質:18.7g
炭水化物:6.2g
食物繊維:5.3g
アボカド100gのビタミン
β‐カロテン:75µg
ビタミンB1:0.01mg
ビタミンB2:0.21mg
ビタミンB6:0.32mg
ビタミンE:3.6mg
ビタミンC:15mg
ナイアシン:2.0mg
葉酸:84µg
パントテン酸:1.65mg
アボカド100gの無機質(ミネラル)
ナトリウム:7mg
カリウム:720mg
カルシウム:9mg
マグネシウム:33mg
リン:55mg
鉄:0.7mg
マクロ栄養素とミクロ栄養素のまとめ
マクロ栄養素ではやはり脂質ですね。
アボカドは森のバターとも呼ばれるくらいです。
脂質は悪いイメージですが、アボカドの脂質は違います。
そして、意外だと思いますが、食物繊維も豊富です。
ミクロ栄養素ではビタミンEとカリウムとリンが豊富といえます。
次項でマクロ栄養素とミクロ栄養素の詳細について解説していきます。
マクロ栄養素の詳細
・脂質
脂質は体内で1gあたり9kcalとなり。三大栄養素の中でも最も高いエネルギーになります。脂質には体の中でつくることができない必須脂肪酸が含まれており、体の細胞膜の成分やホルモンの材料などになっています。不足すると、発育の障害や皮膚炎の原因になったりします。さらに、脂質は油脂に溶けるビタミン類にも役立っています。
脂肪を構成している要素である脂肪酸は、分子の構造的な違いから飽和脂肪酸は、分子構造的な違いから飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されますが、そのうち植物や魚の脂に多く含まれているものを不飽和脂肪酸といいます。
不飽和脂肪酸の中でも、さらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。
アボカドに含まれている脂肪酸の大半がオレイン酸という多価脂肪酸です。
オレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする善玉コレステロールを増やしてくれます。また、脂質は酸化されると過酸化脂質となり、動脈硬化の原因になりますが、オレイン酸は酸化しにくい脂質です。
・食物繊維
食物繊維は、便の量を増やして便秘を防ぐほか、最近では、心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防に役立つということも言われています。
ちなみにこの食物繊維の量は他の野菜や果物と比べ、かなり多いです。
ミクロ栄養素の詳細
・ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用により、体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがあります。この働きから、体内の細胞膜の酸化による老化や血液中の悪玉コレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防することが期待されています。
・カリウム
カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。
・リン
体内のリンはその85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になっていて、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。
まとめ
アボカドは脂質を摂取するには優秀な食べ物だといえます。
アボカドの脂質は良質であり、さらにビタミンEとの相乗効果も期待できます。
ビタミンEよりも抗酸化作用が強いリコピンが含まれるトマトと一緒に食べるとさらに良いです。
以上、アボカドの栄養素についてでした。
最後まで、本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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