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トウモロコシの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回は、トウモロコシの栄養素について解説していきます。

では、マクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。

トウモロコシ100gの基本成分

エネルギー:92kcal
水分:77.1g
たんぱく質:3.6g
脂質:1.7g
炭水化物:16.8g
食物繊維:3.0g

トウモロコシ100gのビタミン

β‐カロテン:53µg
ビタミンB1:0.15mg
ビタミンB2:0.10mg
ビタミンB6:0.14mg
ビタミンK:1µg
ビタミンE:0.4mg
ビタミンC:8mg
ナイアシン:2.3mg
葉酸:250µg
パントテン酸:0.58mg

トウモロコシ100gの無機質(ミネラル)

カリウム 290mg
カルシウム 3mg
マグネシウム 37mg
リン 100mg
鉄 0.8mg

マクロ栄養素とミクロ栄養素のまとめ

トウモロコシは穀物の一種なので、糖質は必然的に多いです。脂質も多いですが、この脂質は俗にいうコーン油の原料になるものです。

ミクロ栄養素では、特に目立った成分はありませんがビタミンB群、ナイアシン、カリウムが豊富だといえるでしょう。

マクロ栄養素の詳細

・糖質

糖質は体の主要なエネルギー源です。消化・吸収されて血液と一緒に全身をめぐり、体の中で1gあたり4kcalのエネルギーになります。特に脳では血液中の糖質が主なエネルギー源なので、極端に糖質が不足すると意識障害などが起こるおとがあります。また糖質はエネルギー源でも脂質やたんぱく質と比べると素早く使えるという特徴があります。このため、フルマラソンやトライアスロンなど長時間の運動には主に脂質が使われますが、400mや800mの中距離のように短時間の運動には糖質からのエネルギーが使われます。糖質の体内での存在量は意外に少なく、血液中のブドウ糖の他、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして少量を貯蔵しているだけです。なぜなら、すぐ使う量以上に食べた糖の中で脂肪となって蓄積されるからです。

・脂質

脂質は体内で1gあたり9kcalとなり、三大栄養素のうち最も高いエネルギーになります。脂質には体の中でつくることができない必須支部さんが含まれており、体の細胞膜の成分やホルモンの材料などになっています。不足すると、発育障害や皮膚炎の原因になったりします。さらに、脂質は油脂に溶ける脂溶性ビタミンの吸収にも役立っています。

トウモロコシの脂質は多価脂肪酸の一種であるオメガ6系脂肪酸です。血中のコレステロール濃度を下げる効果があります。

ミクロ栄養素の詳細

・ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。

・ビタミンB2

ビタミンB2は、主に皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンです。糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをしています。活発に活動し、エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2はたくさん必要になります。

・ビタミンB6

ビタミンB6は、食品中のたんぱく質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などがつくられたりする時に働いています。この為、たんぱく質を多く取る人ほどたくさん必要になります。以上のことから皮膚や粘膜の健康維持にも役立っています。

・ナイアシン

ナイアシンは水に溶ける水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB群の仲間です。ナイアシンはニコチン酸とニコチンアミドの総称ですが、体内でトリプトファンという必須アミノ酸からも合成することができ、私たちはこれらをナイアシンとして利用しています。ナイアシンは、糖質、脂質、たんぱく質から、細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する不可欠な働きをします。これは皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもすることになります。ナイアシンは不足するとペラグラという欠乏症になることが知られています。

・カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。

まとめ

トウモロコシは総合的な観点から見て、炭水化物として優秀な分類に入るのではないかと思います。

ちなみに、おそらく今回初めて詳細を記載したナイアシンが多く含まれている野菜は数が少ないです。トウモロコシの他にはグリーンピースなどがあります。

以上、トウモロコシの栄養素についてでした。

最後まで、本記事を読んでいただきありがとうございました。

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