見出し画像

オクラの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回はオクラの栄養素について、解説していきます。

さっそく、マクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。

オクラ100gの基本成分

エネルギー:30kcal
水分:90.2g
たんぱく質:2.1g
脂質:0.2g
炭水化物:6.6g
食物繊維:5.0g

オクラ100gのビタミン

β‐カロテン:670µg
ビタミンB1:0.09mg
ビタミンB2:0.09mg
ビタミンB6:0.10mg
ビタミンK:71µg
ビタミンE:1.2mg
ビタミンC:11mg
ナイアシン:0.8mg
葉酸:110µg
パントテン酸:0.42mg

オクラ100gのミネラル(無機質)

ナトリウム:4mg
カリウム:260mg
カルシウム:92mg
マグネシウム:51mg
リン:58mg
鉄:0.5mg

マクロ栄養素とミクロ栄養素のまとめ

マクロ栄養素ですと食物繊維が豊富です。

オクラに含まれている食物繊維がネバネバの元になります

ミクロ栄養素だとミネラル分のカリウム、カルシウム、マグネシウム、リンが豊富です。

次項でこれら成分の詳細について解説していきます。

マクロ栄養素の詳細

オクラの食物繊維の成分はペクチン、ムチンといった成分で構成されています。

・ペクチン

ペクチンとは植物の細胞壁の構成部分として、セルロース糖他の成分と結合して、植物細胞をつなぎ合わせるセメントの役割をしている天然の多糖類です。ペクチンにはゲル化作用を持ち、ジャムをつくるときにこの作用を利用されます。

ペクチンの効果は整腸作用や悪玉コレステロールの低下などがあります。

・ムチン

ムチンは、糖とたんぱく質が結合することによってできる多糖類です。納豆や山芋にも含まれるヌメリの元となる成分です。ムチンはは人間の体内にも存在している成分であり、唾液、胃液、涙にも含まれています。

ムチンの効果は胃炎や胃潰瘍の予防、肝機能、腎機能の向上、疲労回復効果が見込めます。

また、ムチンはたんぱく質を分解する酵素が含まれており、食べ物から摂取したたんぱく質を吸収されやすくする働きがあります。

マッスルグリルの薊さんが減量中に食べられる沼にオクラを入れると鶏胸肉が柔らかくなるとおっしゃっていましたが、この原因はムチンにあるのではないかと思います。

ミクロ栄養素の詳細

・カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。

・カルシウム

体内のカルシウムは、99%は骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。この1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。なので、カルシウムはいつも骨に蓄えられているとも言えます。

・マグネシウム

カルシウムではそのほとんどが骨にあり、骨が貯蔵庫の役割をしていることは知られていますが、マグネシウムも50~60%が骨に含まれています。マグネシウムが不足すると骨から遊離して、神経の興奮を抑えたり、エネルギーをつくる助けや血圧の維持などの重要な働きに利用されます。

・リン

体内のリンはその85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になっていて、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。

まとめ

オクラが魅力的な点は食物繊維が豊富であることとその食物繊維に含まれる成分がたんぱく質を分解し、吸収しやすくなる点が最大のメリットだと思います。

値段も手頃ですし、おかずのもう一品プラスしやすい食材ではないでしょうか?

以上、オクラの栄養素でした。

最後まで、本記事を読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?