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ネギの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回は、ネギの栄養素について解説していきます。

では、マクロ栄養素とミクロ栄養素を見ていきましょう。

ネギ100gの基本成分

エネルギー:31kcal
水分:90.6g
たんぱく質:1.5g
脂質:0.3g
炭水化物:7.0g
食物繊維:2.9g

ネギ100gのビタミン

β‐カロテン:1900µg
ビタミンB1:0.05mg
ビタミンB2:0.09mg
ビタミンB6:0.12mg
ビタミンK:99µg
ビタミンE:0.9mg
ビタミンC:31mg
ナイアシン:0.5mg
葉酸:110µg
パントテン酸:0.24mg

ネギ100gのミネラル(無機質)

ナトリウム:0g
カリウム:220mg
カルシウム:54mg
マグネシウム:18mg
リン:31mg
鉄:0.7mg

マクロ栄養素とミクロ栄養素のまとめ

マクロ栄養素では特筆する成分はありません。

ミクロ栄養素では他の野菜に比べて少ないですが、β-カロテン、ビタミンC、カリウムが豊富です。

次項でミクロ栄養素の詳細について解説していきます。

ミクロ栄養素の詳細

・β-カロテン

β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きの他に、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や免疫を増強する働きがあります。β-カロテンを十分に摂取することで、心疾患やある種のがんリスクが低減することも示されています。

・ビタミンC

ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。これより皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することができます。

・カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。

ネギ特有の強い香りの成分

余談ですが、ネギ特有の強い香りの成分の話をしたいと思います。

あの独特な香りの成分は硫化アリルの一種であるアリシンという成分が正体です。

アリシンは殺菌作用、鎮静効果、ビタミンB1の吸収を助けるほか、血行を良くしたり、疲労物質である乳酸を分解する作用もあります。

ちなみによく聞くおばあちゃんの知恵みたいなもので、風邪を引いた時はネギを首に巻けというようなものがありますが、これはどうかと私は思います。

アリシンは揮発性が高い物質なので、首に巻くことでネギの匂いが鼻に入り、摂取することはできます。しかし、これは微量なので、効果はないと考えるのが妥当でしょう。

したがって、風邪を引いたときはネギを食べることが一番の効果を得られると考えられます。

まとめ

ネギはマクロ栄養素とミクロ栄養素は微妙です。しかし、アリシンというとても優秀な成分が含まれる野菜です。

ネギは色んな料理に欠かせない野菜だと思います。

無くても良いけど、無かったら無かったで寂しくなる野菜と個人的に思っているからです。

例えば、蕎麦やうどんとかですね。

以上、ネギの栄養素についてでした。

最後まで、本記事を読んでいただき、ありがとうございました。


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