キクイモ

キクイモの栄養素について

こんにちは、坂井泉水です。

本日は、キクイモの栄養素について解説していきたいと思います。

まず、皆さん「キクイモ」をご存知ですか?

あまり聞き馴染みのない野菜ですね。

私は農業をしていて、「通りかかる方に何を育てられていますか?」と尋ねられて「キクイモを育てています。」と答えてもほとんどの方が「知らない」と答えられます。

そんなマイナーな野菜のキクイモですが、とても素晴らしい野菜だということをここで紹介させていただきます。

キクイモ(生)100gの基本成分

エネルギー:35kcal
水分:81.7g
たんぱく質:1.9g
脂質:0.4g
炭水化物:2.3g
食物繊維:2.2g

ここで、注目していただきたいのは、炭水化物と食物繊維の割合です。

2.3g中2.2gが食物繊維です。

ほぼ、食物繊維です。キクイモという芋であるのに、低糖質なんですね。

この食物繊維の詳細を次に解説していきます。

キクイモに含まれる食物繊維について

キクイモに含まれる食物繊維の正体は「イヌリン」と呼ばれる水溶性食物繊維の一種です。

食物繊維は水溶性と不溶性に分けられます。

水溶性食物繊維が含まれる食材はリンゴや海藻類、不溶性食物繊維が含まれる食材は大豆、キノコ、オートミールなどです。

イヌリンの話に戻りましょう。

イヌリンの効果は

1:腸内環境改善効果

2:血中中性脂肪の低減効果

3:食後の血糖値の上昇抑制効果

があります。

腸内環境改善効果は難消化デキストリンの2倍の効果があるといわれています。また、血糖値の上昇抑制効果があるため、イヌリンは天然のインシュリンとも呼ばれていたりします。

イヌリンが含まれる他の野菜はゴボウや玉ねぎなどがあります。

まとめ

キクイモは健康食品という観点で最近注目が集まっています。

私がこのキクイモの成分を調べて、思ったことがあります。

この食材はケトジェニックダイエットに使えるのではないかと思います。

ケトジェニックダイエット中は糖質を制限します。なので、便秘になりがちになるといわれます。

しかし、このキクイモを使えば、食物繊維を摂取しつつ、糖質を摂取したような気分を味わえるのではないでしょうか?

以上、キクイモの栄養素についてでした。

最後まで、本記事をご覧になっていただき、ありがとうございました。


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