見出し画像

モロヘイヤの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回はモロヘイヤの栄養素について解説していきます。

では、マクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。

モロヘイヤ100gの基本成分

エネルギー:38kcal
水分:86.1g
たんぱく質:4.8g
脂質:0.5g
炭水化物:6.3g
食物繊維:5.9g

モロヘイヤ100gのビタミン

β‐カロテン:10000µg
ビタミンB1:0.18mg
ビタミンB2:0.42mg
ビタミンB6:0.35mg
ビタミンK:640µg
ビタミンE:6.6mg
ビタミンC:65mg
ナイアシン:1.1mg
葉酸 250µg
パントテン酸:1.83mg

モロヘイヤ100gのミネラル(無機質)

ナトリウム:1mg
カリウム:530mg
カルシウム:260mg
マグネシウム:46mg
リン:110mg
鉄:1.0mg

マクロ栄養素とミクロ栄養素のまとめ

一言でモロヘイヤを表すと最強の野菜なのではないかと思いました。

具体的にマクロ栄養素だとたんぱく質と食物繊維が豊富です。これら二つの成分は筋トレをしている人からするととてもうれしいことです。

ミクロ栄養素はビタミン類のほぼすべて、ミネラル類だとカリウム、カルシウム、リンの他もある程度の含有量があります。

マクロ栄養素の観点、ミクロ栄養素の観点のどちらとっても今まで見てきた野菜の中でここまで優秀だとは思いませんでした。

次項ではマクロ栄養素とミクロ栄養素の詳細を記載しますが、ほぼすべての成分が優秀なのでこれだけはという成分だけ抜粋して解説していきます。

マクロ栄養素の詳細

・たんぱく質

たんぱく質とは、三大栄養素の一つであり、生きていく上で特に必要な栄養素です。体重の約5分の一をしめ、血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であるとともに、酵素などの生命の維持に欠かせない多くの成分になります。また、エネルギーとして使われることもあります。

・食物繊維

食物繊維とは、人の消化酵素では消化することのできない食べ物の中の成分です。小麦ふすまに含まれるセルロースn代表される水に溶けない不溶性食物繊維と果実に含まれるペクチンに代表される水に溶ける水溶性食物繊維があり、これらを合計したものが食物繊維です。食物繊維は便の量を増やして便秘を防ぐ他、最近では、心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防に役立つこともわかってきています。

ミクロ栄養素の詳細

・β-カロテン

β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きの他に、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や免疫を増強する働きがあることがわかってきています。また、β-カロテン自体がどれだけ役立っているかははっきりしないものの、β-カロテンが豊富な野菜や果物を十分に摂取することによって、心疾患やある種のがんのリスクが低減することも示されています。

・ビタミンB2

ビタミンB2は、主に皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンです。糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをしています。活発に活動し、エネルギーをたくさん消費する人ほどビタミンB2はたくさん必要になります。

・ビタミンB6

ビタミンB6は、食品中のたんぱく質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などがつくられたりする時に働いています。この為、たんぱく質を多く取る人ほどたくさん必要になります。以上のことから皮膚や粘膜の健康維持にも役立っています。

・ビタミンK

ビタミンKは、出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化します。また、骨の健康維持にも不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成を促すことも知られています。この為、ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても使われています。また、血管の健康にも役立っています。

・ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用により、体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがあります。この働きから体内の細胞膜の酸化による老化や血液中の悪玉コレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防することが期待されています。

・カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血液を調整したりして、常に一定したよい体内の状態を維持するのに役立っています。ナトリウムは摂りすぎると高血圧の一因になりますが、一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。

・カルシウム

体内のカルシウムは、99%は骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。この1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。なので、カルシウムはいつも骨に蓄えられているとも言えます。

・リン

体内のリンはその85%がカルシウムやマグネシウムと共に骨や歯をつくる成分になっていて、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。

モロヘイヤのネバネバ成分「ムチン」

モロヘイヤのネバネバの要因はムチンという食物繊維の一種に隠されています。

ムチンは、糖とたんぱく質が結合することによってできる多糖類です。納豆や山芋、オクラにも含まれているおり、ヌメリの元となる成分です。ムチンは人間の体内にも存在している成分であり。唾液、胃液、涙にも含まれています。

ムチンの効果は胃炎や胃潰瘍の予防、肝機能、腎機能の向上、疲労回復効果が見込めます。また、ムチンにはたんぱく質を分解する酵素が含まれており、食べ物から摂取したたんぱく質を吸収しやすくする働きがあります。

まとめ

モロヘイヤは今まで私が調べてきた野菜の中で圧倒的に優秀だと思います。

モロヘイヤをたくさんとることは難しいと思いますが、少しでも摂取することで体内に良い効果を与えてくれるのではないかと思います。

以上、モロヘイヤの栄養素についてでした。

最後まで、本記事を読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?