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愛情と依存の違い

テレフォン人生相談を聞いて、本当の愛情と依存の違いについての個人的な見解です。


両親が喧嘩し合う、
異常に厳しい親の教育が日常的な家に育った子供は、
人間社会で生きるのに必要で、基本である
「安心感」を獲得できないまま大人になります。

大人になった人間は社会に入ると、さまざまな人間関係を結ぶことになります。

その中で一番大きな問題になるのが

「愛情」と「依存」です。

先に後者の「依存」の説明に入ります。

「依存」は自分の安心感を目の前の相手に満たしてもらおうという
欲求を自覚しないまま、相手と接してる状態です。

そういった状態の人間は「いつも満たされない」と感じています。

不足感が標準なので、いつも「欲しい、欲しい」「私が私が」
となります。

目の前の相手がどんなに物をくれようと、枯渇していて、満足できず、
平気で相手に暴言を言ったり、無視したり、罰したり、攻撃したりできます。
幼児が母親の気を引こうとして、やり方が分からず
とりあえず手で母親の体を叩いて「自分の存在」を知らせる行為です。

これを「依存」と呼びます。


「依存関係」とは不足している心を
あなたが暴力や侮辱でわからせようとし、相手も同じ方法であなたに返して来た際に
あなたが相手の暴力に屈服した(平伏した/やり返した)時点で発生します。

これは上下関係が出来上がったという暗黙の了解になります。

押さえつけられている方は憎しみを発散できなくなり、
押さえつけてる方はインスタントに満足感を得ようとし、
弱い相手を母親代わりにして「自分を見てもらおう」とします。

以上が「依存関係」についてです。


では「愛情」とはなんなのか。

「愛情」の体感は
・時間感覚はゆっくりと流れ
・相手のことだけを見ている状態
・相手にマウントせず、相手にへりくだることもなく
・相手が危害を加えないことを知っており、
自分も相手に意地悪な気持ちや懲らしめてやろうという感覚は全くわかない状態
・相手からも、自分からも対等な関係
・自分から安心して話をして、相手も安心してこちらに話をしてくる
・相手にも痛みがある、自分にも痛みがある、という認識が常にある
・願望の話が出てこない状態
・相手に自分を気持ち良くしてもらおうという感覚がわかない状態
・自分が相手のことをよく分かっているという過信がわかない状態

「愛情」は対等な関係の上で成り立ちます。

暴力や加害で物事に決着をつけるのではなく、
話し合いでお互いの納得できるラインを探し合います。

「愛情」を持ったコミュニケーションに必要不可欠なのは
「感謝」と「敬意」を常に相手に口頭で伝えることです。

そして「愛情を持った関係」は自分が相手に「感謝と敬意」を与え伝えた時
相手も同じくこちらに「感謝と敬意」を
こちらに伝わる形で返してくれた時に成り立ちます。


参考URL テレフォン人生相談より
“恋愛せずに来た40歳。母への依存心”
https://youtu.be/ovzjl1UqtIM
“夫婦問題!周りに幸せを見過ごすことがよくあります!”
https://youtu.be/nJQY82SkfGc
“よそはどれくらい?夫婦生活が途絶えた不安の本当のワケがわからない女60歳”
https://youtu.be/remtnexz9E0
“フェードアウトしたい年下男に彼女ヅラ。ギリギリガール38歳”
https://youtu.be/OGwg14r6_bw
“教員妻に収入格差で罵られてたら息子が面倒くさい暴力的ニートに育ちました”
https://youtu.be/oNUzD0csZL0

TABI LABOさんより
“依存心を「愛」だと間違えてる人が示す10の感情“
https://tabi-labo.com/280981/emotionallydependent

KOIGAKUさんより
“「好き」と「依存」は違う!本当の愛は自立してこそ手に入る訳”
https://koigaku.machicon.jp/column/90367/

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