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ロープレお悩み相談④緊張しちゃう

ロープレに出場する際は、どうやっても緊張しちゃいますよね。
何回も出場している経験者でも、余裕そうに見えても内心バクバクです。笑

自身の接客をお客様だけでなく、それをじっと見ている人が何人もいる。いつも店内でかかっているBGMがなく、静寂な中での接客。限られた商品しかない中での接客。普段の環境と全く異なっています。

その異なる環境下で、緊張せず、自分らしくね!…なんて難しいですよね。
ですが、緊張でカチコチの自分を評価してもらって、どう感じますか?
『私はいつもこうじゃないのに』『いつもならできるのに
普段の自分をちゃんと評価してもらいたい!

そう感じませんか?

ロープレでうまくできるように!が目的ではありません。
普段の接客を他者に見てもらい、自身の強み弱みを知ることが大切なんです。

評価していただきやすいように、体の向きや声の大きさに気をつけて、などはお伝えします。それは『あなたの良い所が見せられますように』という、こちら側のコントロールであります。すっごくいい笑顔で対応してくれているのに、全く見えていない、話の内容も的確で会話がとっても楽しい、でも声が小さくて聞き取れない…というのは、単にもったいないのです!

いつもと異なる環境でも自分らしさを体現するには…
ロープレの中で一番緊張する場面は、定型を作っておく
『見られている』『静寂な』状況で練習して慣れておく


ロープレの中で、一番緊張感が高まる瞬間はどこだと思いますか?
【挨拶〜声かけ】の瞬間です。
どうやって声かけしよう、何て切り出そう、と悩んでしまう時間ですよね。
商品へのダイレクトアプローチがいいかな、ニーズのヒアリングにしようかな、と
迷っている気持ち、実は見ている側にはひしひしと伝わっております。
お客様の様子を伺って、適したタイミングでのアプローチ・声かけがベストなのですが、6分間という限られた時間の中なら、サクッとお聞きして大丈夫です。

(例)商品ダイレクトアプローチからの入り方
『いらっしゃいませ、こんにちは!』
『梅雨入りましたので、当店ではさらっとした素材の商品をご用意しております。どうぞお手に取ってご覧くださいませ。』
(リネンの素材の商品を触っている)
『そちらはフレンチリネンを使っており、ごわつきがないのが特徴です。本日は涼しいお素材でお探しですか?…(ヒアリングスタート)』

(例)ニーズのヒアリングからの入り方
『いらっしゃいませ、こんにちは!』
『当店ではオンオフ兼用で使えるデザインが多く、多様に使えるお洋服をご用意しております。』
(お客様の反応:うんうん)
『本日はきちんとしたイメージでお召しなさるものか、普段にカジュアルでお召しなさるものか、いずれかでお探しでしょうか?…(ヒアリングスタート)』

静寂かつ見られている環境は、普段の接客ではほぼ無いことかと思います。
(BGM演出していない店舗様もおありかと思いますが)
お客様と接客しているときに、上司や先輩がじーっと見ていることってないですよね。ましてやお客様が不快に感じてしまうこともあるので、現場で慣らすことは難しいです。

やはりそこは、開店前・閉店後のお客様がいない状態で、BGMを消し、見ていただくギャラリー(スタッフ)を付けて、1回でもいいのでその状況下でロープレをしていただきたいです。『こんな緊張感なんだ!』と疑似体験しておくことが大事です。
未知のものだから、想像してさらに自分でもくもくと膨らませてしまいますが、一度経験してみると、『あ、こんなもんか』と思えることもあります。

こんな緊張できる機会って、学生時代なら、部活動や発表会などで経験する機会はありましたが、社会人になってからは本当に稀有なことです。まして、アパレル販売員の皆様には、業種上、本当に少ないことです。そういう機会は、自身の成長のチャンス。緊張する機会に関われたことだけでも、何か収穫はあるはずです。

恐れず、緊張をも味わって楽しめますように。

現役アパレル販売員であり、RPG経験者である私ならではの『現場に持ち帰られる、魅力を引き出すフィードバック』、ご所望の方、お待ちしております。

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